SUBARU(スバル)は2022年3月期、国内自動車主要7社の中で唯一、減収減益となる見通しだ。世界的な半導体不足による販売減の影響をカバーできず、業績の反転は来期以降に持ち越しとなる。スバルの成長を支えてきた「選択と集中」があだとなって、逆境を乗り越えるすべを見いだせないでいる。
スバルは今期通期の連結業績について、売上高が前期比5%減の2兆7000億円(従来予想は2%増の2兆9000億円)、純利益は2%減の750億円(同44%増の1100億円)を見込む。いずれも2月に下方修正した。

このタイミングで両方を下方修正したのは国内の自動車主要7社の中でスバルのみ。ホンダ、日産自動車、マツダ、三菱自動車の4社は純利益見通しを上方修正し、トヨタ自動車とスズキは据え置いた。スバルに一体何があったのか。
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