総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。
GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新たな主役になろうと名乗りを上げ、独ボッシュや独コンチネンタルなどメガサプライヤーはピラミッドの頂点を狙う。
CASEの波がもたらすのは、スマートフォン業界のような水平分業型へのシフト。トヨタ自動車のような巨大メーカーも自己革新なくして生き残れない。
あらゆる産業を巻き込んだ秩序の作り直し。世界で最前線に迫った。
(写真:bubaone/Getty Images)
Focus 20
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。
GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新たな主役になろうと名乗りを上げ、独ボッシュや独コンチネンタルなどメガサプライヤーはピラミッドの頂点を狙う。
CASEの波がもたらすのは、スマートフォン業界のような水平分業型へのシフト。トヨタ自動車のような巨大メーカーも自己革新なくして生き残れない。
あらゆる産業を巻き込んだ秩序の作り直し。世界で最前線に迫った。
(写真:bubaone/Getty Images)
日産自動車と三菱自動車が、共同で企画・開発を進めてきた軽自動車のEV(電気自動車)を発表した。国内の競合メーカーに先駆けて軽市場にEVを投入する。EVになじみがなかった主婦層や地方を新たなターゲットに据え、EVの本格普及…
ロシアによるウクライナ侵攻が、様々な産業のサプライチェーンを寸断している。特に自動車産業では、パラジウムやネオンガスなど、両国からの輸入に頼る原材料の需給逼迫が世界的な課題だ。主要メーカーにどんな影響が想定されるのか。シ…
未曽有の原材料高が新型コロナウイルス禍から回復途上にあった自動車業界を襲っている。2022年3月期(前期)に最高益をたたき出したトヨタ自動車は原材料価格の高騰で、今期は一転、約2割の最終減益を見込む。営業利益段階の影響額…
ブリヂストンは東京都小平市で、研究開発(R&D)拠点「ブリヂストンイノベーションパーク」を本格稼働させた。2021年12月期に過去最高となる3940億円の連結純利益を記録した同社は、構造改革で合理化を進めつつ、デジタル時…
トヨタ自動車は5月、同社初の量産電気自動車(EV)「bZ4X」を国内ではサブスクリプション(定額課金)サービス限定で市場投入する。このサービスを担当するトヨタグループのKINTO(キント)社長の小寺信也氏は日経ビジネスの…
日産自動車が電気自動車(EV)の次世代電池となる全固体電池に関する研究開発(R&D)の成果を公表した。2028年度までに正式採用してEVの性能向上とコストダウンを実現し、EV市場での巻き返しを目指す。将来のEVの競争力を…
マツダとトヨタ自動車は1月、米アラバマ州に共同出資で設立した製造会社、マツダトヨタマニュファクチャリングUSA(以下、MTMUS)で自動車の量産を始めた。マツダにとって米国で生産するのは10年ぶり。マツダの執行役員でMT…
マツダが米国市場で攻勢を強めている。2021年の現地販売台数は半導体不足による供給制約があったにもかかわらず1994年以来27年ぶりに過去最高を更新。22年1月には10年ぶりに現地生産を再開し、新型車の投入も進める。世界…
ちょうど1年前、三部敏宏社長の就任会見で日本の自動車メーカーとして初めて「脱ガソリン車」を宣言したホンダ。2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、30年時点で年200万台の電気自動車(EV)生産を目指すと発表した。…
ロシアによるウクライナ侵攻が様々な産業のサプライチェーン(供給網)を寸断しています。特に影響を受けているのが、裾野が広い自動車産業です。ロシアに工場を構えるトヨタ自動車だけでなく、仏ルノーや独フォルクスワーゲンも戦略の見…
日本の自動車業界でロシアでの事業再開を危ぶむ声が出てきている。トヨタ自動車は3月初めに早々と生産活動を凍結。日本の完成車メーカーで唯一今も生産・販売を続けるマツダも部品がなくなれば操業を止める。ウクライナの一般市民に対す…
日産自動車が使用済みとなった電気自動車(EV)のバッテリーを再利用する技術の開発を急いでいる。4月には住友商事と共同で、工場に電力を供給する据え置き型電源に生まれ変わらせて運用を始めた。自動車メーカーにとって使用済みバッ…
NTTグループがトヨタ自動車との資本提携などをテコに、未来の車のための技術開発を急いでいる。車と車、車と街がつながる社会を見据え、通信網の提供にとどまらない付加価値を生むことがゴールだ。並み居る有力自動車メーカーやIT(…
駐車場の満車・空車情報をリアルタイムで収集・配信する英スタートアップのパーコペディア(Parkopedia)。自動車産業がCASE(つながる車、自動運転、シェアリング、電動化)の進展によって大きく変わろうとしている中、ど…
ロシアによるウクライナ侵攻でロシアが主要生産国である資源の価格が上昇し、自動車産業にも影を落としている。顕著なのがニッケルで、電気自動車(EV)の基幹部品であるバッテリーの原価に上昇圧力がかかっている。自動車メーカーのE…
ロシアによるウクライナ侵攻が、相場の上昇が続いていた日本の中古車市場に冷水を浴びせた。過去最高を記録した2月から一転、対ロシア輸出が急減した3月の平均取引価格は大きく下落した。中古車価格の下支えや引き上げに取り組んできた…
ロシアによるウクライナ侵攻で、多くの自動車メーカーはロシア事業の一時凍結に追い込まれる。経済制裁に起因する物流の混乱などが背景にある。事態が長引くと、市場シェアが大きい仏ルノーや韓国・現代自動車グループに逆風となる。ロシ…
交通混雑や事故を減らし、人々の安全で快適な暮らしを支える――。ソフトウエアを身にまとった未来の車はもはや単なる移動手段ではない。無数の車が集めるデータが切り開く、未来の社会とビジネスチャンスを展望する。
100年に1度とされる変革期を迎えた自動車業界が人材難にあえいでいる。急激に押し寄せたソフトウエア化の波に対応できる技術者が足りないのだ。ソフト開発の壁をどう乗り越えるか、各社にとって避けては通れない難題だ。
日野自動車が不正な手法でトラックやバスの性能データを測り、国の認証を得ていたことが明らかになった。2016年に三菱自動車でデータ改ざんが発覚した際、社内を調べたが不正を突き止められず、今になって分かったと説明する。いかに…
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「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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