1人焼き肉ブームの先駆けとなった「焼肉ライク」などを展開するダイニングイノベーションが来店客と従業員が接触しないハンバーガー業態を新たに立ち上げた。極限まで効率化した店舗オペレーションにより、高い原価率を実現した「ブルースターバーガー」で2000店舗を目指すと強気な姿勢を見せる。外食業界は今、ロボットやAIが大量に投入され始め、接客も変わりつつある(外食にロボット、AI大量投入 「今どき人が接客?」は目前)。接客をなくしたファストフードはマクドナルドの対抗軸となるか。「牛角」を創業し、後にダイニングイノベーションも創業した西山知義氏に聞いた。

西山知義(にしやま・ともよし)
1966年東京生まれ。牛角創業者。ダイニングイノベーション創業者。96年に牛角の前身となる「焼肉市場 七輪」を東京都世田谷区三軒茶屋に開業、97年に「牛角」の展開を始める。98年、レインズインターナショナルに商号変更。2000年ジャスダック上場。12年、レインズインターナショナルをコロワイドに売却。13年、ダイニングイノベーションを設立し、1人用ロースターを置いた「焼肉ライク」などをチェーン展開。

テークアウト専門で、来店客と従業員が完全非接触のハンバーガー業態「ブルースターバーガー」の1号店が東京都目黒区に11月にオープンしました。コロナにより非接触でサービスを提供する技術や新業態が多く生まれる中での新店のスタートとなりました。

西山知義氏:ブルースターバーガーの構想が生まれたのは2019年の秋ごろのことです。実はダイニングイノベーションでも「非接触」を前面に押し出してはいないんです。メディア的には注目されやすいワードなのでしょうけど。

 主体にしているのは「キャッシュレス」。ブルースターバーガーの着想を得たのは、中国のカフェチェーン大手・ラッキンコーヒーを目の当たりにしたからです。現金のやりとりがなく、アプリ上で注文や決済をするビジネスモデルを見て、「次世代のファストフードは間違いなくこれが主流になる」と感じました。

ファストフードの中でもハンバーガーに焦点を定めた理由はなんでしょうか。

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