新型コロナウイルスの第3波で忘年会需要が激減し、9割の企業が今年は開かないという調査結果も公表された。昨年SNSで世間をにぎわせたのが忘年会スルー。忌避する風潮が広がる中で1度やめればそれが定着しかねない。代わって増える家飲みは、1年の憂さを晴らす役目を果たせるのか。忘年会需要の代替先は見えていない。

本来なら忘年会の季節である師走を迎え、サラリーマンが集う東京・新橋駅周辺の繁華街に立ってみた。12月初旬の平日の夜。飲み屋を探している人は少なく、客引きの店員は手持ち無沙汰な様子だった。
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