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 9月9日、外食大手、コロワイドによる大戸屋ホールディングス(HD)へのTOB(株式公開買い付け)が成立した。コロワイドは創業家から昨年取得した大戸屋HD株を土台に、今回のTOBで持ち株比率が46.77%に高まった。これを受けてコロワイドが開催を求めた臨時株主総会では、経営陣を刷新する取締役選任議案を諮る。取締役候補には大戸屋HDの実質的な創業者である三森久実氏の長男で、かつて同社の常務を務めた三森智仁氏が名を連ねた。そもそも創業家はなぜコロワイドに株を託したのか。智仁氏に聞いた。

創業家として保有していた19%弱の大戸屋HD株の売却を考えたきっかけはなんだったのですか。

三森智仁氏:2015年に亡くなった父(久実氏)の遺産を承継するために相続税を納める必要がありました。創業家として株を守る必要があったので、大戸屋HDの保有株を1つも手放さずに遺産を相続したかったのですが、そのために必要な資金が4億円ほど不足していました。相続のために、母(久実氏の妻・三枝子氏)の保有株を担保に金融機関から4億円の融資を受けていたのです。その返済のために株の売却を考えた、というのがきっかけでした。

三森智仁氏は創業家出身。コロワイドに大戸屋HD株を売却し今回、取締役候補になっている