定食チェーン大手、大戸屋の社員の一部が7月17日、大戸屋ホールディングス(HD)に対するコロワイドによるTOB(株式公開買い付け)に反対すると表明した。大戸屋HDは20日にも臨時取締役会を開き、TOBへの反対を決議する予定で、両社の争いは敵対的買収へと発展することになった。

事業会社、大戸屋の幹部4人が会見に臨んだ(17日、東京・千代田)

 会見に出席したのは事業会社、大戸屋の三上一郎執行役員直営事業部長ら4人。三上氏以外の3人は部長、課長、エリアのスーパーバイザーでいずれも幹部社員にあたる。従業員有志一同の要望として、大戸屋HDの株主にTOBに応じないよう求めた。コロワイド側が示す大戸屋HDの取締役候補者には、候補を辞退するよう呼び掛けている。

 会見で三上氏は「コロワイドは大戸屋の経営理念を軽んじ、あるいは否定している。(コロワイド傘下になれば)店内調理を守れないのではないかという不安がある」と主張。コロワイド傘下となった場合には退社する意向を示している社員がいると明かし「私もコロワイド傘下となれば退社する意思だ。店内調理や『おいしい料理を提供する』という経営理念が薄まるのなら(大戸屋で)仕事をする意味はない」と話した。 個人株主の情に訴える狙いがあるようだ。

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