コロナ禍で多くのビジネスパーソンはオンライン飲み会、Zoom飲み会を1度は経験したのではないだろうか。密を避けながら飲みニケーションができるツールとしてもてはやされた。一方で「1人が話し終わるまで傾聴しないといけない」「人数が多すぎると盛り上がらない」といった特有の課題もある。首都圏で宴会場、高級レストランを運営する銀座クルーズ(東京・豊島)がバーチャルオフィスシステムのoVice(オヴィス、石川県七尾市)と組み5月下旬、リアルの飲み会と同じような会話の感触を引き出そうとする進化系バーチャル宴会サービスを始めた。

 「テレワークで会えませんが、この宴会でいろんな人と交流してください」。5月末、オヴィスのシステムを使った飲み会を都内の中堅IT企業が催した。画面上で30人ほどの社員が1人ずつアイコン(アバター)として表示されている。おのおのが4~6人ほどのグループに分かれ、会話を楽しんでいた。

 仮想宴会場に入室しても周囲に他のアバターがいなければ声は聞こえない。自分のアバターを他のアバターに近づけると徐々に声が大きくなる。アバター同士が密接すればウェブ会議のように会話を楽しめる仕組みだ。円卓から離れて2人で会話もできる。開会、閉会の際はアナウンス機能で全員に声が行き届く。宴会を開いた企業の担当者は「話したい人同士で自由に交流できる」と満足そうだ。

参加者はそれぞれ自分のアイコンを動かすことで話したい人やグループと自由に会話を楽しめるようになっている。ウェブ会議システムのように部屋割りをする必要はない(画像はオヴィス提供のサンプル)

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