「マクドナルド」のメニューに初めてパフェが加わった。日本マクドナルドが4月26日から期間限定で発売したのは「喫茶マック」。“レトロな喫茶店”をコンセプトに、パフェをはじめ、プリンパイやクリームソーダをそろえた。若者や往年のファンの心をつかめるか。

なめらかなソフトクリームに、甘い練乳ソースとほろ苦いコーヒーソースがトッピングされている。スプーンを入れると、ぷるぷるしたコーヒーゼリーが顔を出した。かき混ぜながら食べ進めると、コーンフレークのザクザク感が口に広がる。食感や味の変化が面白く、見た目以上にボリューム感もあった──。
4層からなるこの商品は「喫茶店のコーヒーゼリーパフェ」。4月26日、日本マクドナルドが「史上初のパフェメニュー」として発売したものだ。
同社が特に力を入れたのは、コーヒーソースだという。エスプレッソの味を濃いめにすることで、甘いソフトクリームと混ざっても、コーヒーの風味やほろ苦さをしっかり感じられるような味わいに仕上げた。
新商品はパフェだけではない。「喫茶マック」というシリーズを新たに立ち上げ、このパフェを含む3品目をそろえた。そのうちの1つ、「喫茶店のプリンパイ」は、プリンをイメージしたレトロなデザインのパッケージが目を引く。サクサクしたパイ生地に、カスタードクリームとカラメルソースをたっぷりと詰め込んだ。


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