「ユニクロ」や「ジーユー」を手掛けるファーストリテイリングが、2030年8月期末までに全素材の50%をリサイクル素材などに置き換える目標をぶち上げた。ただし、衣類の回収方法やリサイクル技術の確立など、解決しなければならない課題は多い。

「決して低い目標ではない」
ファストリでサステナビリティー(持続可能性)関連の取り組みを統括する柳井康治グループ上席執行役員は12月2日に開いたサステナビリティーに関する説明会で気を引き締めるように語った。
この日ファストリが打ち出したのは、30年8月期末までに全使用素材の約50%をリサイクル素材など温暖化ガス排出量の非常に少ない素材にするという目標だ。この取り組みなどにより、30年8月期における商品の原材料生産や素材生産、縫製での温暖化ガス排出量を19年8月期比で20%削減することを目指す。
冒頭の柳井グループ上席執行役員の言葉は、リサイクル素材使用の目標について問われたときのものだった。
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