ニトリホールディングス(HD)は10月29日、ホームセンターの島忠に対する株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。先行して島忠へのTOBを実施した業界大手のDCMホールディングスに対抗する。似鳥昭雄会長は島忠を「尊敬、敬服する会社」と表現し、中長期的にも「個人としては、別ブランドで島忠の名前を打ち出していけばいいと思っている」と強調するなど、意中である島忠への配慮がにじみ出た買収提案の表明となった。

ニトリHDが提案したTOB価格は5500円。実施中のDCMHDの提案価格よりも1300円高い。DCMHDのTOBが不成立となることなどを条件に11月中旬以降に始め、完全子会社化を目指す。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1151文字 / 全文1459文字
-
【春割】日経電子版セット2カ月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
【春割/2カ月無料】お申し込みで
人気コラム、特集記事…すべて読み放題
ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「小売りの未来」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?