三越伊勢丹が10月1日、不用品の買い取りサービスを伊勢丹新宿店で始めた。客が持ち込んだバッグや時計、衣料品などを買い取るか無料で引き取るかして、提携先を通じて販売やリサイクルをする。質の高い商品や接客を強みとする百貨店が不用品買い取り窓口を設ける理由とは。

伊勢丹新宿店に不用品の買い取り窓口を設けた
伊勢丹新宿店に不用品の買い取り窓口を設けた

 「買い取りでも店舗に来てもらうきっかけになれば」。三越伊勢丹デジタル事業推進部の神谷友貴氏は、不用品買い取りサービスを始めた理由をこう話す。

 伊勢丹新宿店に設けた買い取り相談窓口「アイムグリーン」では、客が持ち込んだ商品を三越伊勢丹が査定し、買い取り額を提示。その金額に客が同意したら買い取るか無料で引き取る。買い取った商品はバリュエンスホールディングス傘下のバリュエンスジャパン(東京・港)が販売し、値段がつけられない商品は三越伊勢丹が引き取る。衣料品は日本環境設計(川崎市)がリサイクルする。

 三越伊勢丹は日本橋三越本店で2020年10月から約1年間、買い取りサービスの実証実験をしてきた。店頭のほか、宅配や外商顧客向けの出張でも相談を受け付け、約2000件の買い取りをした。

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