宅配サービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」のCMが変わりつつある。これまで「今夜、私が頂くのは……」というキャッチコピーで料理の配達を強調していたが、今夏からは「牛乳がない」「メイク落としがない」と日用品や雑貨の配達を喚起する内容が加わった。従来の取引先であったレストラン以外に、コンビニ大手のローソンと提携したことで、「生活に身近な商品を届けてほしい」というニーズも増えている。

(写真=共同通信)
(写真=共同通信)

 男の子が食事にありつこうとテーブルにつき、シリアルに牛乳をかけようとしたところ、「牛乳がない!」。叫び声にびっくりした父親は宅配サービスから牛乳を注文。すぐに届けてもらって事なきを得た――。

8月から始まった「Uber Eats」のCMのワンシーン
8月から始まった「Uber Eats」のCMのワンシーン

 今夏からインターネットなどで流れている宅配サービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」のCM(コマーシャル)動画のワンシーンだ。「牛乳」の他にも「ケチャップ」「メイク落とし」「電池」のシリーズがあり、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」ではそれぞれ数百万回再生されている。

 Uber EatsのCMといえば、著名人のMattさんや芦田愛菜さんらを起用し、「今夜、私が頂くのは……」と視聴者の食欲をそそる内容が特徴的だった。人気レストランの料理を注文し、自宅で気軽に楽しめることを強調してきた。ところが新たなCMシリーズで推しているのは日用品や雑貨だ。この変化の背景には、何があったのか。

 運営元のUber Japan(ウーバージャパン、東京・港)によると、宅配サービスの提携先に近年、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアなどが加わったことで、利用者に届けられる商品の幅が料理以外にも広がっているという。「幅広く『今すぐほしい』ニーズに応えられるUber Eatsの新しい使い方を示したかった」(マーケティング担当者)

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12/15ウェビナー開催、「外食を救うのは誰か」第1回――すかいらーく創業者の横川氏が登壇

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■テーマ:「安売りが外食苦境の根源だ」ファミレスをつくった男が激白
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■モデレーター:鷲尾龍一(日経ビジネス記者)
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