キリンビールは8月2日、クラフトビール「スプリングバレー」シリーズの第2弾「シルクエール<白>」の缶製品を9月に発売すると発表した。発泡酒や第三のビールが軟調に推移する中、高価格帯のビールに活路を見いだす戦略だが、販売実績は思うような成長軌道を描けていない。第2弾の投入で挽回はなるか。

キリンビールは8月2日、クラフトビール「スプリングバレー」シリーズの新商品を発表した
キリンビールは8月2日、クラフトビール「スプリングバレー」シリーズの新商品を発表した

 キリンビールが9月に発売する「スプリングバレー シルクエール<白>」(直営店などでは8月8日から業務用の提供を開始)は昨年3月下旬に全国発売された「スプリングバレー 豊潤<496>」に続く、スプリングバレーブランドの第2弾となるクラフトビール。無ろ過で仕上げられた白ビールで、色合いは淡い濁りのある黄金色。味は、濃厚さが特徴的だった豊潤<496>と比べると爽やかですっきりとしている。年内は9月中旬から12月の約3カ月半で約50万ケース(1ケースは大びん633ml×20本で換算)の販売を目指す。

9月から発売予定の「スプリングバレー シルクエール<白>」(左)と、昨年3月発売の「スプリングバレー 豊潤<496>」
9月から発売予定の「スプリングバレー シルクエール<白>」(左)と、昨年3月発売の「スプリングバレー 豊潤<496>」

クラフトビールの市場拡大をけん引

 「スプリングバレーがクラフトビールの市場をけん引する」とキリンビール事業創造部部長の佐藤勇氏は意気込む。同社によると、国内のクラフトビールの販売規模は2020年が約4万キロリットル。21年はこれが約1.6倍の6万キロリットル強に拡大した。そして増分のおよそ8割を豊潤<496>が占めているという。

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