ローソンは6月17日、約500種類の「無印良品」の商品の実験販売を始めた。東京都内の3店舗で3カ月間試し、販売店舗の拡大や良品計画とのPB(プライベートブランド)商品の共同開発を検討する。コンビニエンスストアは2019年末に、店舗数が初めて前年末比で減少するなど飽和感が強まっているうえ、新型コロナウイルスの感染拡大で都市型店舗を中心に打撃を受けている。無印の商品を集客の新たな切り札にしたい考えだ。

販売を始めるのは「久が原一丁目店」(東京・大田、17日から)、「新宿若松町店」(東京・新宿、18日から)、「南砂二丁目店」(東京・江東、19日から)でいずれも住宅地にある。販売するのは肌着や靴下、化粧水などの日用品や文具、無印のヒット商品であるレトルトカレーなど「生活に密着した商品」(ローソン)としている。
コンビニで無印の商品を販売するのは、良品計画と同じ旧セゾングループのファミリーマートが2019年1月末に販売を終了して以来となる。一方、良品計画とローソンは18年末から協議を始めていたという。
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