オンライン英会話の申し込みが増加

 テレワーク関連の商品も売り上げが急増している。パソコンに接続するウェブカメラとヘッドセットマイクは、ビックカメラで2月26~29日の売り上げが前年同期比2倍以上。個人による購入が多いが「複数の社員分を買う法人需要もある」という。ヨドバシカメラは2月、ウェブカメラとヘッドセットの売り上げが前年同月比で5倍に、ケーズデンキもウェブカメラの売り上げが1.5倍となった。

 小中高の臨時休校により、オンラインによる様々なサービスはさらに伸びそうだ。オンライン英会話大手のレアジョブは、2月28日から3月1日までの3日間で、小中高校生向けのサービスに無料会員登録した人の数が、その前週末の3日間に比べて4.2倍に増えた。休校が始まった今週に入り、「幼少向けも伸びており、有料会員登録者数が3月3~4日の2日間だけで月間の平均純増数の7割に達した」(レアジョブ)。教室で勉強できない分、自宅で学ぶ方法を模索する人が増えている。

買いだめ向け? 冷凍庫の販売が急増

 意外なところでは、「冷凍庫が売れている」(ケーズデンキ)。2月の売り上げは前年同月比1.5倍。例年は6~8月によく売れる商品で、2月は「買い替え程度」(同社)だという。冷凍食品などをまとめ買いして保存するため、季節外れの販売増になったとみられる。実際、食品スーパー大手のライフコーポレーションは2月最終週の冷凍食品の売り上げが「通常の1.5~2倍になった」。イトーヨーカ堂も2月最終週は冷凍食品の売り上げが1.5倍に。「休校で昼食向けに売れているようだ」(セブン&アイ・ホールディングス)という。

 ライフの2月の既存店売上高は前年同月比8.6%増だった。うるう年による増収効果を除いても6%程度の増収だ。「コメやカップ麺、缶詰などが売れた」(ライフ)と、非常時モードでストック品を増やす傾向がうかがえる。コメ卸の神明も「ここ2週間でコメもパックご飯も売れている」としている。ただ、在庫は潤沢にあるため、慌てて買いだめをする必要はない。

 ケーズでは体温計も通常の3倍の売れ行き。居酒屋の「土風炉」や「魚魯魚魯」などを運営するラムラ(東京・中央)が来店客を検温する方針を打ち出すなど、家庭以外でも需要が高まっている。

 非常時で一時的に売り上げが伸びているものもあるが、新型コロナウイルス対策を進める過程でテレワークやオンラインを使った学習などはいっそう社会に定着していく可能性がある。これまでとは異なる商品やサービスがヒットしそうだ。

連載「小売りの未来」では、庄司容子記者が消費の多様化やデジタル化の進展で岐路に立つ小売業の最新事情を追います。連載をフォローして、最新記事をお読みください。

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12/15ウェビナー開催、「外食を救うのは誰か」第1回――すかいらーく創業者の横川氏が登壇

 新型コロナウイルスの感染拡大から3年目となり、外食店に客足が戻りつつあります。一方、大手チェーンが相次ぎ店舗閉鎖を決定するなど、外食産業の苦境に終わりは見えません。どうすれば活気を取り戻せるのか、幅広い取材を通じて課題を解剖したのが、書籍『外食を救うのは誰か』です。
 日経ビジネスLIVEでは書籍発行に連動したウェビナーシリーズを開催します。第1回目は12月15日(木)19:00~20:00、「『安売りが外食苦境の根源だ』ファミレスをつくった男が激白」がテーマです。講師として登壇するのは1970年にファミリーレストラン「すかいらーく」1号店を開業した横川竟氏と、外食経営雑誌『フードビズ』の神山泉主幹です。書籍を執筆した記者の鷲尾龍一がモデレーターとなり、視聴者の皆様からの質問もお受けします。ぜひ、議論にご参加ください。

■日程:12月15日(木)19:00~20:00(予定)
■テーマ:「安売りが外食苦境の根源だ」ファミレスをつくった男が激白
■講師:横川竟氏(すかいらーく創業者、高倉町珈琲会長)、神山泉氏(外食経営雑誌『フードビズ』主幹)
■モデレーター:鷲尾龍一(日経ビジネス記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。有料会員以外は3300円(税込み)となります。
※第2回は詳細が決まり次第ご案内します。

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