米国で好調な宅配サービス「7NOW(セブンナウ)」のブランドを日本や世界に展開していくと決めたセブン&アイ・ホールディングス(前回の記事)。ネット通販全盛の時代、セブンは店舗を持つ強みとネットをどう融合していくのか。お膝元の日本で進む取り組みを追った。

スマホから注文すると店員が商品をピックアップし、30分ほどで届ける「ネットコンビニ」サービスの検証が進む(写真:吉田 サトル)
スマホから注文すると店員が商品をピックアップし、30分ほどで届ける「ネットコンビニ」サービスの検証が進む(写真:吉田 サトル)

 1月中旬、札幌市でも珍しい大雪が降りしきっていた日。住宅街にある「セブン-イレブン札幌澄川中央店」のレジ裏に置かれたスマートフォンからけたたましい音が鳴った。スマホを手に取って売り場に出た店員は、画面と陳列棚を見比べながら商品を選択。スマホのカメラ機能でバーコードを読み取ってから商品をカゴに入れていった。

 音が鳴ってから十数分たつと、店前の駐車場には白い軽自動車のバンが到着した。悪天候をものともせずにやってきたドライバーは、店員が袋に入れた商品を受け取り、再びクルマに乗って走り出す。行き先はセブン-イレブンに商品を注文した個人宅だ。数分後、店員のスマホ画面で確認できる配達状況が「完了」の表示に変わった。

注文が入ってからしばらくするとドライバーが店舗に到着。荷物を受け取り、注文者の元に向かっていった(写真:吉田 サトル)
注文が入ってからしばらくするとドライバーが店舗に到着。荷物を受け取り、注文者の元に向かっていった(写真:吉田 サトル)

 これはセブン-イレブン・ジャパンが「最短30分でお届け」を合言葉に北海道や広島県、東京都で試験的に提供する「ネットコンビニ」サービスの一コマだ。ネットから店舗の在庫を確認して注文できる。

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