ゲームというよりも、ライフログやウォーキングアプリに近い

10月27日に正式発表され、オーストラリアとシンガポールで配信が開始されると、すぐさま「ピクミン GOが出るの?」「日本での配信はいつ?」とSNSで大きな反響がありました。そして11月1日に日本で配信が開始されると、「ピクミン ブルーム」のプレー画像をネットに上げる人が続出しました。

川島:それはピクミンのゲームを遊んだことがあり、ピクミンというキャラクターを愛している人が世界中にいるからこその反響ですよね。ピクミンを知らなくても、その「かわいさ」にやってみたいと思った人も多いと思います。

 ピクミンのゲームで遊んだことがある人は、「スマートフォン版はどうなっているんだろう」と気になっていると思いますが、「ピクミン ブルーム」は、これまでのピクミンシリーズとは少し異なります。ゲームのような楽しさはあるものの、きっと多くの方々が想像されるであろう、多くのアクションを必要とするゲームというよりも、ライフログやウォーキングアプリに近いものになっています。そういう意味では、「ゲームとして少し物足りない」と感じる人がいるかもしれません。

 ただ、それは意図的にそうしているところがあります。「ピクミン ブルーム」は、「生活に溶け込ませる」ことをすごく大事にして作っているからです。

 あえて控えめに、静かな、癒やしの時間を得られるゲームデザインにすることで、毎日、ちょっとした空き時間に、飽きずに使ってもらえるものになっています。

リリースでは、「歩いて増やす、歩いて咲かせる、歩いて残す ~中略~ 毎日の散歩や通勤をピクミンたちとの『楽しいおでかけ』に」とあります。

川島:「ピクミン ブルーム」は、歩くことをより楽しんでもらいたいという目的で作られたアプリです。

 繰り返しになりますが、ナイアンティックが目指しているのは、人を外に連れ出して、いろんなところに寄り道して、さまざまな発見をしてもらうことです。それをゲームの力を使って実現しようとしたのが「イングレス」であり、「ポケモン GO」です。

 「ピクミン ブルーム」は、「イングレス」や「ポケモン GO」を楽しみながらでも使えるように設計しています。朝起きて「ピクミン ブルーム」に苗をセットして、夜までそのまま忘れていただいても大丈夫です。昼間は授業なり、お仕事なり、「イングレス」なり、「ポケモン GO」なりをお楽しみいただき、夜寝る前に「ピクミン ブルーム」を開けて、1日を振り返れます。

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