髙田:僕はこの2カ月で、オンライン会議のよさを強く実感しました。

 オンラインの飲み会も結構楽しくて、会社の仕組みにもしました(ジャパネットと髙田社長のオンライン飲み会への取り組みについてはこちらの記事に)。藤田さんはオンライン飲み会、やりましたか?

藤田:いや、あれだけは分からない。髙田さんも勧めるからやってはみたけど、何がいいのかさっぱり分からなかった。

会食は、お嫌いなんですか?

藤田:いや、(対面での)食事は好きなんですけど。

髙田:テーマ設定じゃないですか。ジャパネットのオンライン飲み会は、例えば「鉄道を愛する人」だとか、あらかじめ会のテーマを決めて、それについて語り合いたい人たちが集まる。この仕組みだと楽しいみたいですよ。

藤田:……正直、家にいて1人で飲むのが至福の時間なので。

 どうしてこの時間に誰かとつながらなきゃいけないのかって思う。Mリーグ(麻雀プロリーグ戦)とサッカーを見ていれば、ずっと退屈しないでいられるし。

「リモデイ」=「在宅ワークの日」

高田:毎週月曜日をリモートワークにする「リモデイ」のほうは、どうですか?

 リモデイ、いい名前ですよね。うちでもいろいろ考えて、「ゴーバックデー」だとかアイデアは出たのですが、どれもピンとこなくて。うちでも使っていいですか。

藤田:どうぞ、どうぞ。ネーミングは大事です。

 うちがリモートで働く日を週1日にしたのは、IT企業としては、かなりコンサバティブ(保守的)な判断だったと思います。IT企業だったら、フルリモートが原則とか、週1日の出勤とか、もっと大胆なところが多いのではないでしょうか。

 けれど、何だかんだいっても、集まる強みはあるだろう、というのが僕らの結論でした。

 IT企業なんてもともと、どこにいたってできそうなものなのに、サイバーエージェントは、もうかれこれ20年以上、東京のなかでも特に渋谷近辺に集まってきた。それはなぜかといえば、集まったほうが、チームとして力を発揮できるから。競合する企業にしても、僕らがフルリモートで働いているのと、毎日会社に行って働いているのを比べたら、会社に行かれたほうが脅威に感じるだろうなって、思います。

 かといって、社員のリフレッシュも必要だし、効率化も求めたい。だから、今のところは週1日のリモデイ、というわけです。これから様子を見ながら、週2回に増やすかもしれないし、時間帯で分けるかもしれないし、いろいろ変えていくと思います。

リモデイ(リモートワークの日)はあえて少なめに設定したという藤田社長(スクリーンショット撮影:稲垣純也)
リモデイ(リモートワークの日)はあえて少なめに設定したという藤田社長(スクリーンショット撮影:稲垣純也)

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