髙田社長は、経営者としての藤田社長のどんな部分を、参考にされてきたのですか?

髙田:特に印象深いのは、メンバーへの任せ方です。

 基本的には、人に任せて伸ばす。そこは、藤田さんと僕の共通点だと思っているんですけれど、藤田さんは、「ABEMA」であるとか、ここぞという重要なプロジェクトについては、自ら指揮を執って全権を握る。ある意味、ワンマンにやる。

 藤田さんが、ある記事で、こんな話をされているのを読みました。基本は社員に任せる。けれど、会社全体を変えるとき、あるいは、まったく未知の分野に挑戦するときは自らがその事業の責任者に立つと決めている。あれは僕には衝撃で、読んだ翌日、役員と部門長に記事を見せて、「これから、スタジアムプロジェクトにはもっと細かく入るようにする」と、宣言したくらいです。

藤田:「ABEMA」もそうだけど、髙田さんだったら長崎のスタジアム構想のような、誰がどう見ても大変そうなプロジェクトを誰かに任せて、その人に全責任があるかのようにしてしまうのは、ある意味、丸投げというか、無責任だと思う。そういうものこそ、リーダーがしっかり先頭に立ってやらないといけない。

 もちろん、それは他の幹部たちの能力に不足があるということでなく、自律的に動ける優秀な人材がいてもなお、トップが責任を取るべきプロジェクトがあるということ。

藤田社長の息子に、髙田社長が手ほどき?

髙田:すごく分かります。いや、藤田さんとこういう話ができてよかったです。サッカーだとか食事だけじゃなくて。

藤田:今回は、髙田さんの本を読んでいろいろ分かったから。いい本ですよね。もっと注目されていいのにと思った。

 ヘンな話かもしれないけれど、あの本を読んで、僕は「こんな息子がほしいな」と思いました。僕の息子はまだ小学生ですが。こんなふうに父を尊敬しながらも、父に頼らず、コネに頼らず、自分の力で頑張って、立派な社長になるなんて、父親にしてみれば最高の息子ですよ。

髙田:じゃあ、今度、僕が藤田さんの息子に手ほどきしますよ。偉大すぎる父を持った息子のあり方を。

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