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 改善策の検討を始めた4日後の4月21日、エアコンの配送・設置を手がけるジャパネットロジスティクスサービス社長の岩下(英樹氏)から提案が上がってきました。

 まず、設置スタッフは次の5つを徹底します。

  1. 出発前の検温
  2. マスクの着用
  3. 消毒
  4. 換気
  5. 退室時の除菌

ドアノブを拭き上げて退室

 2番目のマスクの着用、3番目の手指のアルコール消毒は当然のことながら、靴下の上にもう1枚、フットカバーを重ねて着用することもルールにしました。また、5番目の退室時の除菌では、エアコンを設置した部屋の床に加えて、接触した家財やドアノブを除菌スプレーを使って拭き上げます。

 さらに工事当日、設置スタッフが電話で事前確認をします。お客様の健康状態をお聞きした上で、次のことをお伝えします。

  • 設置工事に立ち会う人は1人だけにしていただきたいこと
  • 立ち会う方にマスクの着用をお願いしたいこと。そのために、当社が用意したマスクをスタッフが持参すること
  • 設置場所の周辺の荷物を事前に移動しておいていただきたいこと。その結果、作業員が家財に触れる機会が減り、感染リスクを減らせること

 これらを事前に電話で伝えておけば、現場での会話を減らせますから、その意味でも双方の安心感が高まります。

 実際に、ジャパネットの本社がある長崎県で試験的に実施すると、お客様からとてもよい反応が得られました。さらに当時、「特定警戒」の対象だった東京都でも試したところ、「ここまでやってくれれば安心だ」という声を多くいただき、全国的に展開することに決めました。

 全国展開の決定は5月1日。しかし、実施にはまだまだ準備が必要でした。

テレビ通販番組や公式通販サイトでも、エアコンを設置する際の新型コロナウイルス感染予防対策を詳細に紹介している