新型コロナは、すべての経営者に不断の決断を迫っている。ジャパネットの髙田旭人社長もその一人。若きトップの現在進行形の挑戦をお届けするシリーズ連載、第2回のテーマは「オンライン飲み」。

 「東大卒の2代目か」「会社を潰すのではなかろうな」「お手並み拝見」――という周囲の視線を感じながら、トップダウン型だった会社を社員一人ひとりの意思によって、動き、成長する組織へと変えてきた髙田社長。2015年に35歳で社長就任し、過去最高売上高を更新中だ。その間の経緯は、初の自著『ジャパネットの経営 東大卒2代目の僕がカリスマ社長の後を継ぎ大事にしてきたこと』に詳しいが、今また、新たな挑戦が始まっている。新型コロナと共存できる新しい経営スタイルの確立だ。

「オンライン飲み会」を、仕組みにして社内に広げる狙いとは。飲みニケーションの進化形が見えてくる。

(構成/荻島央江)

<span class="fontBold">髙田旭人(たかた・あきと)</span><br> ジャパネットホールディングス社長兼CEO。1979年長崎県生まれ。東京大学卒業。大手証券会社を経て、2004年、父・髙田明氏が経営するジャパネットたかたの社長室長に着任。コールセンターや物流センターの責任者を務めた。12年7月から副社長。15年1月、社長に就任
髙田旭人(たかた・あきと)
ジャパネットホールディングス社長兼CEO。1979年長崎県生まれ。東京大学卒業。大手証券会社を経て、2004年、父・髙田明氏が経営するジャパネットたかたの社長室長に着任。コールセンターや物流センターの責任者を務めた。12年7月から副社長。15年1月、社長に就任

 ジャパネットでは4月1日から、さまざまな業務を順次、在宅勤務に切り替えています。私自身もほとんど自宅で仕事をしています。オンライン会議アプリでつないで、移動することなく、1日10ぐらいの会議に出席します。意外なほど業務に支障はありません。絶え間なく意思決定を下し続けるので、以前よりむしろハードに働いている感じです。それで誰ともリアルに接しないとなると、正直、ちょっと寂しいときもありますよね。

 そこで始めたのが、会議アプリを使ったオンライン飲み会です。

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