製紙事業や印刷事業は文明の源泉

 抄紙会社は、渋沢が大蔵省在職時代から「製紙事業及び印刷事業は文明の源泉」と考えて洋紙の国産化の実現に動き、設立したものです。明治7年(1874年)1月、渋沢は、抄紙会社から会計事務担当を委嘱されています。会計事務担当は現在であれば代表取締役です。

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