新型コロナウイルスワクチンの5~11歳への接種に向け厚生労働省が審議を進めている。同省の専門家による分科会はすでに接種方針を了承している。成人でも3回目の接種が進んでいるが、ジャーナリストの鳥集徹氏は著書『新型コロナワクチン 誰も言えなかった「真実」』で、一人ひとりが様々なデータを見て、接種のベネフィットがリスクを上回るかどうか見極める必要があると説いている。著書の考えを聞いた。

<span class="fontBold">鳥集 徹(とりだまり・とおる)氏</span><br />ジャーナリストとして2004年から医療問題を中心に取材を重ね、タミフル寄付金問題などを取り上げてきた。15年に「新薬の罠 子宮頸がん、認知症…10兆円の闇」で第4回日本医学ジャーナリスト協会賞大賞を受賞。1966年兵庫県生まれ。同志社大学大学院文学研究科修士課程修了
鳥集 徹(とりだまり・とおる)氏
ジャーナリストとして2004年から医療問題を中心に取材を重ね、タミフル寄付金問題などを取り上げてきた。15年に「新薬の罠 子宮頸がん、認知症…10兆円の闇」で第4回日本医学ジャーナリスト協会賞大賞を受賞。1966年兵庫県生まれ。同志社大学大学院文学研究科修士課程修了

なぜ、この本を出版したのでしょうか。

鳥集徹氏(以下、鳥集氏):日本では2022年1月初めまでに、ワクチン接種を希望する人の約8割が1回以上接種しました。しかし、2回接種した人を含めて接種後に感染する例が相次いでいるうえ、変異した「オミクロン株」の流行で感染が広がっています。3回目接種も始まりましたが、結局1年間で何回打てば効果があるのかよく分からない状況です。

 沖縄県や広島県などではまん延防止等重点措置が出ました。予防効果があるといわれているのに自粛を強いられ、再び生活や経済が犠牲になる。何のために接種したのか、と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。4回目の準備に入ったイスラエルでは3回目の接種者が伸び悩んでいるとの報告もあります。

 皆さんが客観的なデータに基づいて、ワクチン接種のベネフィットとリスクをよく比べてほしいと考えています。

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