韓国サムスン電子は中国でのスマートフォン生産から撤退する。中国の人件費高騰に加え、同市場でシェアが1%未満にまで低下しているため、現地生産の意味が薄れていた。コストダウンに向け、中国企業への設計、生産の委託を加速する。取引先からモノ作りへのこだわりが強いと評されてきたサムスンの方針転換は、デジタル家電の競争に敗れたかつての日本企業の姿にも重なる。
「やっぱりこうするのかという印象。むしろ遅過ぎるくらいでは」。通信業界の関係者は、サムスンの決断をこう受け止めた。

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