シリーズ
Brexit「英国の難路」

完結
10回
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英総選挙で保守党圧勝、「ブレグジット論争疲れ」で明暗
12月12日に実施された英国の下院総選挙(定数650議席)は与党・保守党の圧勝だった。保守党は過半数を大幅に上回る議席を獲得し、最大野党の労働党は歴史的な敗北を喫した。ジョンソン首相は国民の信任を受け、英EU離脱(ブレグ…
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北アイルランド企業経営者「EU離脱で貧しい時代に戻る」
12月12日に英総選挙が行われる。争点の1つが英国のEU離脱(ブレグジット)に伴い英領北アイルランドをどのように扱うかだ。北アイルランドの企業経営者はジョンソン首相の離脱案をどのように受け止めているのだろうか。飲料ボトル…
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北アイルランド食品団体がEU離脱に100%反対の理由
北アイルランドで英国のEU離脱(Brexit、ブレグジット)の影響を最も受ける産業は、食品関連である。同地の食品産業は英本土やアイルランドと密接なサプライチェーンを構築しているからだ。北アイルランド最大の食品飲料団体であ…
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ジョンソン英首相の離脱案は北アイルランド経済の脅威
ブレグジットが北アイルランド経済に暗い影を落としている。2019年まで好調だった同地の経済は、ブレグジットの不確実性で大きな投資が減少し、経済が減速している。アイルランド島で厳格な国境管理をしないというボリス・ジョンソン…
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殺戮の紛争は終わったのか、北アイルランドの今を追う
英政府とEUは離脱案で合意したが、英議会の承認を得られず、10月31日だった離脱日は最長で2020年1月31日まで延期されることが決まった。離脱案がまとまらない最大の問題は、英領北アイルランドとアイルランドの間で厳重な国…
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英総選挙へ。英首相のけんかを買った最大野党の迷走
英議会下院は29日、総選挙を12月12日に実施する特別法案を賛成多数で可決した。ブレグジットに対するスタンスが定まらない最大野党の労働党の支持率が低迷している。総選挙に消極的だった労働党のジェレミー・コービン党首は劣勢を…
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英国人の緊急座談会「もううんざり。決めてくれ!」
英国のEU離脱(Brexit、ブレグジット)の迷走が止まらない。EUは28日、10月末だった離脱期限を最長で2020年1月31まで延長することで合意した。日経ビジネスはロンドンの郊外に住む6人の英国人に集まってもらい、緊…
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ラグビーW杯、イングランド躍進で移民融和が進むか
もともと3回目は英国のEU離脱(Brexit、ブレグジット)に関する緊急座談会を掲載する予定だったが、その前に別の原稿を入れたい。今週末にブレグジットと無関係ではないイベントが日本で開催されるからだ。ラグビーワールドカッ…
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英首相父「ボリスは離脱延期なら“ハラキリ”だ」
ボリス・ジョンソン英首相の父親であるスタンレー・ジョンソン氏に話を聞く機会を得た。インタビューを通じて感じたのは、ボリスは父親の影響を色濃く受けていることだ。その父親は国民投票でEU残留に投じたが、今は息子の離脱方針を支…
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批判の嵐でも強気のジョンソン英首相と家族の苦悩
英国が10月末にEUから離脱できるかの瀬戸際に立たされている。ジョンソン首相はEUと合意したものの、英議会の壁に阻まれている。それでも「10月末に離脱する」と言い続けるジョンソン首相の狙いは何なのか。英国政治の今を追った…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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