50代は「飛び越される世代」

 私は現在58歳ですが、50代は大きな問題を抱えています。上は「逃げ切り世代」、下は「逃げ遅れ世代」と呼ばれていますが、私は50代を「飛び越される世代」と呼んでいます。

 パラダイムシフトが起こるときには、いわゆる世代のジャンプが同時に起こります。非常に若い世代が新しいサービスを生んだり、企業内でも世代がジャンプしてバトンが引き継がれたりしていきます。今の60代からバトンを引き継がれるのは、30代、40代の若い世代でしょう。デジタル化などによって競争環境が変わる中で、我々は「つなぎ目」としての役割をしっかり果たしていくというのが使命なのだと思います。

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