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日経ビジネス特集から

66回
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事業開始から約半世紀、5G時代到来で起きた「住友化学の奇跡」
2020年春からサービスが始まる時世台通信規格「5G」。これまで以上の高速・大容量通信が実現できるこの技術を支えるのが、高周波向けの基板の材料「液晶ポリマー(LCP)」だ。
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失敗→次の策で挽回、小林製薬のブランド育成術
ブルーレット、サワデー、熱さまシート──。耳に残るキャッチコピーとともに数多くのヒット商品を生み出してきた小林製薬。だが、10年ほど前は発売直後しか売れない商品が増えていることに頭を悩ませていた。
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バブル崩壊で消えた清水建設のロボット、20年ぶりに建設現場に復活
「現場で使うロボットを作るべきです」。2016年、生産技術本部長だった印藤氏は、当時の宮本洋一社長に一連のロボット開発を直訴した。印藤氏の進言を受けた宮本氏の回答は「昔の轍(てつ)は踏まないように」。実は清水建設にとって…
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「米中摩擦はサプライチェーンの頂点を巡る争いだ」ジェトロ猪俣氏
世界の企業は生産効率を高めるために、国境を越えて生産工程を分散させる「国際生産分業」を追求してきた。国際生産分業を研究する経済学者は、米中対立による分断をどう捉えているのか。近著で米中摩擦を「サプライチェーン上の支配領域…
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ファーウェイのスマホを分解、消えた米国部品
米政府が、米国企業の製品の提供を事実上禁じるエンティティーリストに、中国の華為技術(ファーウェイ)を掲載して8カ月が過ぎた。ファーウェイの最新端末を分解してみると、米国メーカーの基幹部品は多くが姿を消していた。
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「世界の工場」に新型コロナウイルスの試練、生産の脱中国は進むのか
新型肺炎が経済に与える影響が深刻化してきた。製造業が集積する中国湖北省武漢市の封鎖は解けず、上海市や広東省は春節後の企業活動再開を2月9日まで禁止すると通達した。米中貿易摩擦などで始まった中国外に工場を移転する動きが、一…
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パナ再成長、試金石は意外なところにある
パナソニックの津賀一宏社長が進める構造改革。再成長に向けて試金石になりそうな事業が意外なところにあった。社内カンパニー「インダストリアルソリューションズ(IS)社」が手掛ける、電子部品・部材と、それを使ったモジュール部品…
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世界でかすむ存在感、パナの家電事業は再生できるのか
家庭用エアコンやドラム式洗濯機など、国内ではトップシェアを誇る製品をいくつも持つパナソニックの家電事業。大手家電メーカーの代表格として、世界でも存在感を示してきたが、ここ10年ほどは、中国や韓国メーカーの台頭によって勢力…
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「今、つらい時期かな」社外取の冨山和彦氏が見るパナ
2020年、創業102年を迎えるパナソニック。12年に就任した津賀一宏社長はプラズマパネル事業からの撤退など大胆なリストラで業績を急回復させたが、足元では停滞感が漂う。車載事業など期待していた成長事業が思うように伸びなか…
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津賀社長が語ったパナソニックの現在地と未来図
今年、創業102年を迎えるパナソニック。業績は伸び悩み、株価もさえない。ライバルのソニーが復活の印象を強める中で停滞感すら漂う。いったい、パナソニックはどうなってるのか。日経ビジネス2020年1月27日号特集「どうなって…
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英レボリュート、フィンテックの総合力で利用者が急増
「ウィーワークショック」でスタートアップへの資金流入にブレーキがかかっているが、フィンテックには引き続き資金が集まり、成長が続いている。その中でも、成長著しいのが英レボリュートだ。わずか1年余りで600万人の利用者を獲得…
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まるでコンビニ? 診療所を変えるマッキンゼー流課題解決
診療所の“オンライン化”で効率化を追求し、ヘルスケア分野のDtoC(ダイレクト・ツー・コンシューマー)まで手掛けようとしているスタートアップ、リンクウェル(東京・港)の取り組みから、ユーザー視点の課題解決が開く新市場の可…
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設立1年半で100億円調達した宇宙ベンチャーは何が違う?
日経ビジネス1月13日号の特集「逆境に芽吹く 世界のビジネスモデル 20の『ひずみ』が生む新潮流」では、世界各地の課題解決型スタートアップに着目。社会、産業、消費者が抱える「ひずみ」をどのように解決しようとしているのか、…
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GAFA解体に反対「1つの頭を切れば2倍になる」
欧州委員会のマルグレーテ・ベステアー委員は、課税逃れで米アップルに1兆円超の追徴課税を請求している。米大統領選の争点に浮上しているGAFA解体については、どのような考えを持っているのか。“GAFAの天敵”と呼ばれるベステ…
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ニッチな日本発の内視鏡だからこそAIで世界を狙える
「内視鏡AI」で世界を狙う日本のスタートアップ、AIメディカルサービス(東京・豊島)。AIの世界競争で出遅れているとされる日本で、なぜ、内視鏡AIで世界市場に挑めるのか。そこには、‟ニッチ”な日本発の技術だったからこその…
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“GAFAの天敵”の覚悟「ネット神話を打ち破る」
GAFA(米グーグル、米アップル、米フェイスブック、米アマゾン・ドット・コム)によるデジタル経済の支配への反発が強まっている。“怒り”の発火点となり、GAFAを追及し続けてきたのが欧州委員会のマルグレーテ・ベステアー委員…
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止まらない「アマゾン効果」 次は物流・金融・通信へ
世界中で民衆の反発が広がり、競争の公平性や徴税などの面で政府による監視の目も強まっているGAFA。日経ビジネス1月6日号特集「終焉 GAFAの時代」では、世界で広がるGAFA覇権への反発と、その先にある国家や企業の未来を…
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「自宅内の映像20万円で買います」 反GAFAが生んだ実験
東京杉並区の会社員、斎藤敬悟氏(仮名)の自宅アパートを訪ねたのは2019年12月初旬だ。斎藤氏が一人で暮らすワンルームには、1週間前に取り付けられたビデオカメラが3台回っていた。死角はトイレと風呂場だけ。食事中から就寝中…
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平井前IT担当相はなぜキャッシュレス化を憂えるのか
政府の旗振りで進められている日本のキャッシュレス化。だが、このままでは最終的な目標として掲げている80%に達するのは難しいのではないか。前IT・科学技術担当大臣で現在、自民党デジタル社会推進特別委員長を務める平井卓也衆議…
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現金決済にこだわる「サイゼリヤ」、社長が真意を明かす
政府が10月の消費増税に合わせて始めたキャッシュレス決済のポイント還元事業。都市部を中心にキャッシュレス決済に対応できる店舗が増えているが、そんな「キャッシュレス祭り」に一歩引いている企業がある。イタリア料理チェーンのサ…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回