人とテクノロジーの融合がブレイクスルーすれば、介護の未来が変わる

 同社は、2017年、介護・看護記録プラットフォーム「サーナビ(サービスナビゲーションシステム)」を自社開発。これによってスタッフ間の引き継ぎや情報共有がスムーズになり、スタッフはケアにかけられる時間が増えたという。さらに2015年に設立されたベネッセ シニア・介護研究所において検証を進めるとともに、複数のマジ神の知見や経験を盛り込んだ<クオリティデータ(意味あるデータ)>を数多く集め、データ化しようと試みている。

 「このクオリティデータが一定数集まり、教師データとすることができれば、マジ神的な思考をAIの力で再現することができる可能性があります。それがマジ神AIソリューションです」

 テクノロジー活用と同時にこのソリューションの開発、導入を進めれば、マジ神育成もスピードアップを図ることができる、と展望を持つ。2022年3月には、センサーやロボットを数多く導入し、ソリューション開発を推進するセンシングホームが新たに誕生するそうだ。

 「将来的には、私たちがつくり上げたソリューションを国内外に展開することも視野に入れています。マジ神育成につながる真の『介護業務支援システム』が完成した暁には、社外にも広くお示しし、介護の人財育成に貢献していきたいと考えています。ご高齢者のQOL向上のため、そして日本の介護のステージを変えるためにも、介護の仕事の真の価値を発信していきたいです」と滝山氏は語った。

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