提供:RE100電力

ESG重視が経営の根幹となりつつある今日、再生可能エネルギーを活用する企業が増えている。企業の再生可能エネルギー100%活用を支援する電力会社「RE100電力」の取り組みに迫る。

世界が注目する「RE100」とは

 環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)に配慮するESG経営は、もはや不可逆的なトレンドとなりつつある。海外では、すでに「事業活動のエネルギーに石炭を使用する企業には投資しない」と言明している機関投資家もあり、金融業界では、そうした企業への融資を絞り込む傾向も見られる。

 世界全体で地球温暖化対策に取り組むことに合意したCOP(気候変動枠組条約締約国会議)の動きも、とくに世界をマーケットとする大企業にとっては無視できない。

 こうした潮流は、やがて日本にも確実に押し寄せ、大企業のみならず、中堅・中小企業の経営者もESG推進への決断が迫られることになるだろう。

 そこで注目されているのが「RE100」である。「Renewable Energy 100%」の略で、事業活動で消費するエネルギーを2050年までに100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする国際イニシアチブだ。

 再生可能エネルギーを利用した発電は、地球温暖化の原因となっているCO2(二酸化炭素)をほとんど排出しないため、100%利用すれば地球温暖化対策には非常に有効である。2014年に発足した「RE100」の加盟企業はすでに全世界で200社を超え、米グーグルやアップル、日本でもソニーや富士通、イオンなど数多くの有名企業が加盟している。

 「RE100」は、発電業者や送配電業者といった電力供給側ではなく、企業などの電力需要側が再生可能エネルギーの必要性を政府や関係機関に訴えかけることを意図して設立された。

 その理念を反映し、再生可能エネルギー100%の社会を目指す、全国の再生可能エネルギー企業7社が手を組み、設立されたベンチャー企業が「RE100電力」だ。

 RE100電力は、「RE100」達成に向けて、CO2排出削減の実現や再生可能エネルギーの100%普及・活用に率先的に取り組む企業に向けてコンサルティングする電力会社である。この7年でグループ全体で売上高200億円の急成長を遂げた。

 「宮内庁や航空自衛隊への電力導入実績を持つグループ会社で培ったノウハウを基に立ち上げました。『RE100』への加盟を検討している企業はもちろん、ESG経営の一環として『RE100』基準を目指すすべての企業をサポートします」と、同社RE100電力事業部の平山昌申氏は語る。

RE100電力 RE電力事業部 課長 平山昌申氏
RE100電力 RE電力事業部 課長 平山昌申氏

再生可能エネルギー100%を目指す企業をサポート

「地球温暖化などの気候変動が世界中で問題視されている中、問題解決のためには行動しなければなりません。世界的な脱炭素化の潮流とともに、いよいよ日本企業も本腰を入れて、再生可能エネルギーの活用に取り組まなければならない時代がやってくると考えています。例えば、東京都では企業の二酸化炭素排出削減義務が年を追うごとに厳しくなっており、しっかりクリアしなければ事業の存続そのものが脅かされることになってしまいます。しかし、どうすればこの課題を乗り越えられるのかが分からないと悩んでおられる経営者が多い」(平山氏)

 再生可能エネルギーの100%活用はESG経営を目指す日本のグローバル企業にとって有効なソリューションだが、これを実現するためには、自社だけでなく、グループ会社やサプライチェーンも足並みをそろえることが必要だ。だが、小規模な事業者ほど、自社だけで問題を解決するのは難しい。そこで「単なる電力小売事業者ではなく、脱炭素化に関わる企業課題を解決するコンサルタントとして、顧客企業ごとのニーズにかなったソリューションの提案を行っています」と平山氏は説明する。

続きを読む 2/2 RE100電力が提案するソリューションとは

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