提供:ヤフー

コロナ禍が社会を覆ったこの1年、「正しい情報をタイムリーに知りたい」という人々の欲求はかつてないほど高まった。そんな中、情報ニーズの変化に臨機応変に対応し、重要な情報インフラの役目を果たしてきたのが「Yahoo! JAPAN」だ。徹底したユーザーファーストの姿勢で、社会への一層の貢献を目指すヤフー。設立25周年を迎えた同社のCTO(最高技術責任者)、藤門 千明氏にこれまでの歩みと今後の戦略を聞いた。

不安が生んだ「正確な情報を知りたい」ニーズの高まり

コロナ禍を受けて、日本社会にはどのような変化が起こったと感じますか。

藤門:当社が主に扱う「情報」の領域でいえば、いくつかの特徴的な変化を感じています。例えば、最新かつ正確な情報を入手したいという要求が、より高まりました。Yahoo!ニュースに書き込まれた「この情報は正確じゃないかも」といったコメントに、「いいね」が多数つきます。「ファクトを知りたい」というコメントも多い。ユーザーの情報に対する感度が確実に高まっていると感じます。

 これには、新型コロナウイルスの感染拡大当初に、不確かな情報が多く飛び交ったことが関係していると思います。当初は新型コロナがどんなものなのかもわかっていなかったので、不安の中で「本当のことを知りたい」という思いが強まったのかもしれません。

 また、情報ニーズの変化が加速しているとも感じます。感染拡大のフェーズごとに、ユーザーが求める情報の種類がどんどん変わっていきました。感染状況の情報が求められるときもあれば、対策方法を詳しく知りたい人が急増することもある。情報インフラを担う企業として、このようなニーズの変化に即応することの重要性を感じた1年でした。

そんな中、ヤフー自身はどのようにコロナ禍と向き合ってきたのでしょうか。

藤門:世の中の声をとらえ、先回りするため、スピードを強く意識したサービス向上に取り組んできました。その結果、2020年の約半年間で、90以上の機能改善やサービスリリースを実施しました。当社にとってもチャレンジングな取り組みでしたが、最終的には従来比2~3倍のスピードでリリースを実現できました。

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