提供:日本維新の会
古い政治を壊し、新しい政治をつくる。その布石として、日本維新の会が注力してきたのが「人財発掘プロジェクト」だ。党の第二創業期を担う新しいメンバーに求めるものは何か。目指す日本社会のあり方とは? 2人の幹事長が熱く語った。
大切なのは政治経験よりも民間感覚。志ある仲間が続々集結!

「人財発掘プロジェクト」発足の経緯とこれまでの成果を教えてください。
藤田:昨年3月に発表した日本維新の会の「中期経営計画」で、私たちは「23年4月の統一地方選挙後に地方議員を600名以上」とする目標を掲げました。現在の約400人から1.5倍の数字です。これを達成する鍵は擁立者数、つまり我々の考えに共鳴してくれる仲間をどれだけ増やせるかにかかっています。そこで本プロジェクトでは、リアルとオンラインによるさまざまなチャネルを通じて、政治への興味を持っていただけるよう多くの方々に働きかけました。その結果、現在までに694名の公認を決定(2月5日時点)、最終的には800名近くの擁立を見込んでいます。
わずか1年足らずで、どうやってそこまで集められたのですか。
藤田:1つは、全国35支部の各地で、志のある方にお声がけして回るという伝統的な方法です。それぞれの地域による「ご当地維新政治塾」も積極的に展開しました。また、全国どこからでも参加できる「オンライン維新政治塾」は3ターム開催し、計383名が参加。オンラインで5回実施した「候補者エントリー説明会」には248名が申し込み、約半数の117名が立候補意向を示してくれました。会社説明会のような形式で、ハードルなく政治への間口を広げていくことで、たくさんの方々に関心を持っていただけたようです。
応募者や候補者にはどんな方がいらっしゃいますか。
横山:これはもう本当にバラエティに富んでいて、弁護士や税理士、行政書士から、事業経営者や会社員、専業主婦まで幅広いバックグラウンドを持つ方々にお集まりいただきました。私たちが求めるのは、民間の感覚を大切にし、今の政治はおかしいと言える人。そうした当たり前の感覚と強い意志を持っているからこそ、日本維新の会が掲げる改革の姿勢に共感してくれたのだと思います。
藤田:僕らはこの10余年、大阪の改革をとことんやって、今まさにその成功事例を全国に広げようとしているところ。いわば大阪の与党から全国政党へのチャレンジをかけた、「第二創業期」のフェーズにあります。新しい仲間たちには、この第二創業メンバーとしてまっさらな地域に支店を立ち上げ、維新のスピリッツを根付かせていってもらいたい。そんな思いでプロジェクトを進めてきたので、それに応えるガッツのある方々が手を挙げてくれたのでしょう。
横山:実際、皆さんとお話をしていると、人口減少問題における施設の維持管理とか学校の再編とか、それぞれの地域課題に強い問題意識を持っている人が多い。今の政治では解決できないことに、新しいアプローチで挑みたいと考えているんですね。だから、日本維新の会の扉を叩いたんだと。そうした声を聞くたびに、我々も原点に立ち戻る思いで襟を正しています。
一方で、日本維新の会にはやはり大阪のイメージが強いという印象も。他の地域の方々はどう受け止めておられるのでしょう。
藤田:大阪で実現してきた改革モデルは、国や地域にも生かせる事例だと思っています。それは多くの仲間たちも確信してくれています。これまで空白だった地区に1人でも議員が誕生すれば、そこで声を上げることができるし、市民の意見に耳を傾けることで新しいアイデアも生まれる。そうした地域を全国に増やしていくことにより、大阪に偏ったイメージもいずれ払拭されるでしょう。そのためにも、できるだけ多くの地域に我々と同じ志を持った議員を送り出すというのが、今回の統一地方選挙に向けた目標です。
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