本を音声で聞けるサービス「audiobook.jp」を手掛けるオトバンク(東京・文京)。登録会員数が180万人を突破し、「聴く本」のサービスでは国内最大のシェアを誇る。同様のサービスには多くのスタートアップが挑戦したものの、ほとんどが撤退に追い込まれた。オトバンクはなぜ生き残り、トップの座に立てたのか。

オトバンクは本を音声で聴けるサービス「audiobook.jp」を手掛ける
オトバンクは本を音声で聴けるサービス「audiobook.jp」を手掛ける

 『サピエンス全史』に『夢をかなえるゾウ』など、誰もが知る「本」の中身を音声で聴ける──。04年に創業したオトバンクのオーディオブックサービス「audiobook.jp」が好調だ。会員数は2019年に100万人を突破し、足元では180万人を超えた。1冊ごとに販売する音声コンテンツだけでなく、月額750円(税込み)の聴き放題サービスも人気となっている。

 聴ける本は語学や絵本、ビジネス書など多岐にわたり、利用者は隙間時間を使って効率よく学んだり楽しんだりできる。コロナ禍で増えた自宅での時間をスキルアップのために活用するニーズが高まったことも会員拡大の追い風になった。オトバンクの久保田裕也社長は「コロナ禍もあって男性だけではなく若い女性に利用が広がった」と話す。

 なぜオトバンクは国内トップの会員数を誇るまでに成長したのか。久保田社長は「コンテンツをコツコツと積み上げてきたことが最大の要因ではないか」と分析する。

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