この日の電車は午前8時モンバサ発、午後1時42分ナイロビ着。途中でお腹がすいたので、ケニアの名物料理「ウガリ」の弁当を400シリングで買った。鉄道は時間通りに運行。ケニアまで途中7駅に止まるが、すべてほぼ予定通りの時間だった。

国立公園の真横を通るのと、速度が遅いことから、時折ゾウやシマウマの群れが遠くに見えるのにも感動した。だが、ケニア政府が延伸しようとしているナイロビより先の区間では、国立公園の中を線路が通る計画で、自然保護団体から猛反発が起きている。
ナイロビには、ほぼ時間通りの午後1時40分ごろに着いた。駅の外に一歩出ると、タクシー運転手たちが駅から出てくる人たちに声をかけていた。かけられた言葉は、ここでも「ニーハオ」。最初から最後まで「アフリカのインフラは中国が握っている」ことを確認した鉄道の旅になった。
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