2020年、ビール業界は新型コロナウイルスの感染拡大に多大な影響を受けた。外出自粛で飲食店の売り上げが落ち込む一方、巣ごもり消費で家庭用商品は好調に推移している。足元ではウイルスの感染が再び広がっている。サントリーホールディングスの新浪剛史社長にビジネスの現状と今後の対応を聞いた。

<span class="fontBold">新浪剛史[にいなみ・たけし]</span><br />1959年生まれ。81年に三菱商事入社。91年に米ハーバード大学経営大学院修了、MBA(経営学修士)を取得。2002年ローソン社長CEO、14年より現職(写真=北山宏一)
新浪剛史[にいなみ・たけし]
1959年生まれ。81年に三菱商事入社。91年に米ハーバード大学経営大学院修了、MBA(経営学修士)を取得。2002年ローソン社長CEO、14年より現職(写真=北山宏一)

例年であれば忘年会シーズンですが、足元では新型コロナの感染が再拡大しています。飲食店の状況はいかがでしょうか。

新浪剛史サントリーホールディングス社長:夏の新型コロナの感染「第2波」の頃までは飲食店の客単価は下がっていました。その後はGo To キャンペーンで飲食店は助かりましたし、家庭向け商品でもリーズナブルな「第3のビール」より通常のビールが売れています。

 この状態がずっと続くかは分かりません。12月の忘年会は少なくなるでしょう。その代わりに家でいいものを食べたり飲んだりするかというと、それはどうでしょうか。新型コロナの感染者数がどんどん増えていく中、全体の気持ちがなえて、消費者が安いものを選ぶ可能性はあります。

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