
日本は前年比プラス77%で成長
日本市場については、ネットフリックスが期待するユーザー数の伸びを実現できていますか。
ピーターズ:日本は前年比プラス77%で成長しています。これは有料会員ベースの成長率です。前年比77%で成長するライバル企業は他にいないのではないでしょうか。
日本を含め、ネットフリックスが事業を展開している全ての市場で多くのことを学んでいます。サービスを始めた最初の日には何かしらの課題があるものです。それを改善するために、ユーザーの声を聞き、どういうパートナーシップであれば視聴体験が改善するかを真摯に聞きます。そういう意味では、ネットフリックスの視聴体験は時間の経過とともに改善していると思います。
ネットフリックスはフジテレビが続編をつくらなかった『テラスハウス』や、日本で著名な片付けコンサルタント、近藤麻理恵さんのリアリティーショー『KonMari~人生がときめく片づけの魔法〜』をヒットさせました。
ピーターズ:ネットフリックスがうまくコンテンツを発掘できていると断言はできませんが、ドラマやリアリティーショーのようなものであれば、より大きな視聴者層につなげることができます。そこは重要なポイントだと思います。
『テラスハウス』にしても、『KonMari』にしても、ネットフリックスが関わることで多くのバリューを世界のユーザーに届けることができました。『テラスハウス』のシチュエーションをハワイにしたらどうなるか、ということも実現しましたし、『KonMari』の人気がグローバルな現象になって、今まで気づかなかった魅力を日本の方々に知ってもらうという効果もあったと思います。いずれにしても、世界の人気コンテンツに関われることはとても楽しいことです。
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