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安倍晋三首相の辞任表明を受けて政局が大きく動き出した。後継の首相には誰が就くのか、今後の経済政策はどうなるのか。評論家の田原総一朗氏に聞いた。

評論家の田原総一朗氏(写真:栗原克己)

安倍首相が辞任を表明しました。どのような印象を持ちましたか。

田原総一朗氏(以下、田原氏):安倍首相が辞意表明する前日、私は政府首脳や自民党首脳から「続投する」と聞いていた。それが突然の辞意表明となり驚いた。それでも記者会見を聞いてある程度納得した。第1次安倍内閣のときは最後に投げ出しという印象があったが、今回は1時間の記者会見を開き、これからどうするかについて話したからだ。体調が悪いことを理由にずるずる先延ばしにして国会を開かないより、ここで辞めることを表明したのはよかったと思う。

米国、中国との関係構築はレガシー

第2次以降の安倍政権の連続在任日数は、大叔父の佐藤栄作元首相を抜き、歴代単独1位となりました。なぜこれほど長く続いたのでしょうか。

田原氏:アベノミクスについてはいろいろ言われるが失業者は少ないし、有効求人倍率は高い。若者は自民党を支持しており、安倍首相の下では6回(国政)選挙をして6回とも勝っている。まずここが大きい。