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世界4位のスマホメーカー、中国・小米(シャオミ)。2019年12月に日本に参入してから半年が経過した今、日本市場をどう捉えているのか。日本展開の責任者であるスティーブン・ワン東アジア担当ゼネラルマネージャーに聞いた。

小米で東アジア地域のゼネラルマネージャーを務めるスティーブン・ワン氏

昨年12月に日本市場へ参入しました。半年間の手応えを聞かせてください。

スティーブン・ワン氏(以下、ワン氏):小米(シャオミ)は日本を戦略的な市場と位置付けています。参入から半年たちましたが、日本でのビジネスは想定内で推移しています。販売チャネルや日本国内でのオペレーションなどの土台を築けましたし、シャオミの認知度の向上はスケジュール通りに進んでいます。

 販売状況にも満足しています。具体的な数字は言えないのですが、計画を上回っています。第2弾として発売したばかりの低価格帯のスマートフォン「Redmi Note 9S」は、EC(電子商取引)サイトで在庫切れになることもしばしばでした。SIMフリー市場ではベストセラーの製品と言えるでしょう。

日本のスマホ市場は過渡期

シャオミは10年の創業です。なぜ昨年末のタイミングでの日本参入なのでしょうか。

ワン氏:シャオミの海外展開は6年目を迎えています。日本は最後に参入する地域になったのですが、それは戦略市場と捉えている日本に進出する準備がしっかり整うまで待ったためです。

シャオミは19年末に国内市場に参入した

 次世代高速通信「5G」が始まるなど、日本市場は変化を迎えています。消費者は知識が豊富で、コストパフォーマンスに敏感です。通信キャリアによる端末代の割引が2万円までに制限されたことも追い風になると考えました。

日本の5G市場をどうみていますか。

ワン氏:日本は5Gを先導してきたリーダーの一角です。ただ、5G対応の端末が販売の主流になるのは今年の年末から来年の頭でしょう。22年にかけて巨大な市場に成長するとみています。

今年3月にはKDDIがシャオミ製の5Gスマホ「Mi 10 Lite 5G」を取り扱うと発表しました。日本で5Gスマホをどのように展開していきますか。