新型コロナウイルスのまん延という異常事態のなか、3月期決算企業が株主総会のシーズンを迎えた。ここ数年、活動が目立ってきたアクティビスト(物言う株主)たちは、コロナ下でどう動いているのか。今年も複数の企業に株主提案をしている香港オアシス・マネジメントのセス・フィッシャー最高投資責任者に話を聞いた。

新型コロナの影響で多くの企業がダメージを受け、なんとかして手元資金をかき集めようとしています。そんな状況でも自社株買いを求め、いくつかの株主提案をしています。手を緩めないのでしょうか。

香港オアシス・マネジメントのセス・フィッシャー最高投資責任者。1993年にニューヨーク州のイェシバ大学を卒業、政治学の学士号を取得。イスラエル国防軍所属を経て95年にHighbridge Capital Managementに入社。アジアの投資ポートフォリオ運用を手掛ける。2002年にオアシスを設立。
香港オアシス・マネジメントのセス・フィッシャー最高投資責任者。1993年にニューヨーク州のイェシバ大学を卒業、政治学の学士号を取得。イスラエル国防軍所属を経て95年にHighbridge Capital Managementに入社。アジアの投資ポートフォリオ運用を手掛ける。2002年にオアシスを設立。

セス・フィッシャー氏:今年はコロナの影響を考慮して、自社株買いの提案は控えめにしたつもりです。リーズナブルな提案しかしていません。例えば三菱倉庫に自社株買いの提案をしましたが、追加で実施してほしいわけではありません。会社が表明済みの150億円の自社株買いのうち、未実施の100億円を早く前倒しでしましょうと提案しているのです。コロナの影響で株価が下がっているのだから、実施するなら今のうちでしょうと。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1587文字 / 全文2032文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「インタビュー」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。