全世界600万ケースを1000万ケースへ

アフターコロナで伸びる市場をどのように分析されていますか。

野瀬氏:世界的なコロナ禍を経て、私たちは改めて国同士がつながっていることを認識しました。カナダ市場では日本以上に飲食店が苦しんでいます。一方で家庭用の酒類は販売が好調で、健康志向も相まって当社の「スリーマンクリア」といったカロリーオフビールが伸びています。RTDも米国やカナダでよく売れている。

 海外、特に北米事業はコロナ後に次のステージを目指します。米国は巨大市場で競争も激しいのですが、サッポロプレミアムビールは1990年代から拡大しており、米国ではアジア系ビールのトップになっています。認知度も高く、地盤も流通網もあるので今後はローカル地域を攻めていく。例えば、相対的に日系人の多い西海岸などはまだまだ増やせるでしょう。

 サッポロプレミアムビールは全世界で2019年に600万ケース(1ケース=633ml×20本で換算)販売していますが、これを26年までには1000万ケースまで増やしたい。06年にはカナダ第3位のビールメーカー「スリーマン社」をグループ化しておりOEM生産できる体制も整っています。11年には日本のビールメーカーとして初めてベトナムに新工場を竣工しました。サッポロイズムを世界で共有しながら、新市場を開拓する戦略で成長の絵を描いていきたいと考えています。

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