話題のニュース、トレンドの「読み方」について、日経ビジネス記者がタイムリーに解説します。
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1218回
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流通総額の伸び鈍る メルカリ再成長、インド人材に託す
フリーマーケットアプリ最大手のメルカリは東京証券取引所の上場区分をグロースからプライムへと格上げした。晴れやかな舞台だが、ここにきて流通総額の伸びが鈍る新たな局面を迎えている。一段と成長するためにはIT(情報技術)人材の…
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リクルート出木場社長、最高益も反省の弁 にらむインディード改革
リクルートホールディングス(HD)は2022年3月期連結の売り上げ、利益いずれも過去最高となった。だが、出木場久征社長兼CEO(最高経営責任者)は決算説明会で反省の弁を語った。新型コロナウイルス禍を受けてテクノロジー人材…
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新電力のループ、再生エネを街区全体で融通 停電に強く
停電時にも電力を融通し合えるエネルギーフローを構築したスマートホーム・コミュニティ街区が誕生した。核となるシステムを開発したのは新電力会社Looop(ループ、東京・台東)だ。
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立命館大学、AI教材でAO入試資格付与 数学力の見極めに活用
立命館大学は2023年4月入学の入試から、AI(人工知能)教材を活用した新たなAO入試(総合型選抜)を始める。経済学部とスポーツ健康科学部、食マネジメント学部の3学部で求められる数学の単元を、AI学習システム「atama…
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ソニーがローカル5Gで新サービス 自宅までは無線でつなぐ時代に
ソニーワイヤレスコミュニケーションズがローカル5Gを使った国内初のインターネット接続サービスを始めた。NTTドコモも固定電話を携帯電話回線で使う新サービスを開始。各家庭での「ラストワンマイル」を固定回線から無線回線に置き…
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地銀悩ます「問い合わせ対応」の負担 共通化とAIでコスト削減へ
PKSHA Technologyは2022年5月から、「よくある質問とその答え」であるFAQの開発コストが3~4割削減できる共通プラットフォームを地方銀行向けに提供する。
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KDDIが“真の5G”ようやく商用化 収益向上の鍵は「スライシング」
高速通信規格「5G」の商用化からほぼ2年が経過し、ようやくその真価を発揮できるサービスが始まった。5G単独のネットワーク「5G SA」がそれだ。KDDIは「ネットワークスライシング」という新機能を使い、安定した映像伝送を…
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キリンが新興国で繰り返す失敗 ミャンマー撤退、活路はどこに
キリンホールディングス(HD)が新興国のビール、飲料事業の見直しを急ピッチで進めている。ミャンマーの国軍系企業と合弁で運営していた同国事業から撤退、中国清涼飲料の合弁解消も発表した。採算の合わない海外事業を切り離す一方、…
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携帯料金、値下げ「打ち止め」に3つの理由
政府の携帯電話料金値下げ政策により、20ギガ(ギガは10億)バイトで月額2000円台の低料金プランが拡充されて約1年。通信大手の経営トップから「料金値下げは打ち止め」との声が聞かれるようになってきた。岸田文雄政権が料金値…
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テレビCM打てぬマッチングアプリ、「出会い系」の悪印象払拭狙う
コロナ禍でユーザー数を大きく増やしたマッチングアプリ。利用者層のさらなる拡大のために、各社は社会全体での認知向上を目指すが、「出会い系」へのネガティブイメージから、今もマスメディアでの広告展開は難しいのが実情だ。
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スマートシティー加速へ、データ連携基盤をデジタル庁が整備
全国各地で立ち上がったスマートシティー計画を効率化するため、デジタル庁が動き出した。異なるシステム間でデータを共有できる基盤の心臓部を国主導で開発し、2022年度から自治体や企業に無償で提供する予定だ。
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追悼 「3足1000円」に日本製靴下で挑んだタビオ越智直正氏
靴下の専門店「靴下屋」を展開するタビオの創業者で、会長を務めていた越智直正氏が1月6日に急逝した。中学卒業後の丁稚(でっち)奉公から身を起こし、多くの同業が生産拠点を中国へ移すなかでメードインジャパンにこだわり、「3足1…
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HOYAの鈴木CEO退任 在任21年、貫いた「遠心力経営」
HOYAの鈴木洋CEO(最高経営責任者、63)が3月1日付で退任する。トップ在任期間は21年を超える。ヘルスケアなど各事業に権限を持たせる「遠心力経営」で成長、企業統治(ガバナンス)にも手腕を発揮した。投資に対する収益力…
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アサヒは「スーパードライ」発売後36年で初 ビール刷新相次ぐわけ
ビール大手4社の事業説明会が1月6日に集中して開催された。アサヒビールは「スーパードライ」を発売36年目で初めてとなる全面刷新を打ち出し、サッポロビールも発売45周年を迎えた「黒ラベル」のリニューアルを決めた。コロナ禍で…
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「ガレージ」はオートバックスを救うか おしゃれな新業態店に活路
オートバックスセブンが「ガレージライフ」をコンセプトに新業態「GORDON MILLER(ゴードンミラー)」を立ち上げた。カー用品にとどまらず、アパレルやインテリア小物、キャンピングカーまで扱い、独自のライフスタイルを消…
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ヤマト運輸、荷物積み込みをDX 人手確保へ組んだのはスイス社
EC(電子商取引)市場の急拡大で人手不足に悩まされてきた運輸業界。ドライバーを集めるには長時間労働の改善が欠かせない。ヤマト運輸が始めようとしているのは、経験や勘でトラックに荷物を積み込んでいる作業の一部自動化だ。遅れて…
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視聴者4年で3倍 サイバー、赤字ABEMAに光明は差すか
サイバーエージェントの動画配信サービス「ABEMA」の売上高が伸びている。2016年のサービス開始以来赤字が続いているが、藤田晋社長は「損益改善フェーズに入ってきた」と強調した。
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「脱炭素は国内産業に不利だ」 三菱ケミカルHD社長が問う覚悟
2050年までに温暖化ガス(GHG)排出量を実質ゼロとする目標を打ち出した三菱ケミカルホールディングス(HD)。ジョンマーク・ギルソン社長は、目標達成には国による電源構成の見直しなど外部環境の整備が欠かせないと指摘する。…
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楽天モバイルがローミング終了拡大、「つながらない」にどう向き合うか
楽天モバイルは10月、39都道府県にローミング終了を拡大する。プラチナバンドの割り当てがない同社にはネット上ではつながらないことへの不満がいまだ多い。今後ユーザー離れを防ぐことはできるのか。
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劣勢だったドコモの法人・非通信分野 NTTコム子会社化で形勢逆転
2022年1月、NTTドコモを中核にNTTコミュニケーションズ(NTTコム)、NTTコムウェアを傘下に置く「新ドコモグループ」が発足する。NTTがドコモの完全子会社化を発表してから約1年。個人向けモバイル通信の競争力強化…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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