シリーズ
1分解説

-
薬局チェーンのトモズ、ロボット導入で調剤自動化に挑む
住友商事傘下のドラッグストアチェーン「トモズ」は2月から、調剤業務の自動化に着手した。「一包化」など手間のかかる作業を機械化して、調剤にかかる薬剤師の負担を軽減。その分を患者からの相談対応などに振り向けるのが狙いだ。
-
下方修正の東芝、見えぬ再成長の芽
東芝は2月13日、2019年3月期の連結営業利益見通しを下方修正した。上場子会社の株価下落に伴う減損損失が主要因。だが、本業の減収も見逃せない。安定的な収益モデルの確立を目指す東芝だが、次なる成長の芽は見えないまま。新生…
-
透明「バルーン」で水深100mの海中観光、21年にも
シャボン玉のような潜水装置に乗り込み、海中を自由に散歩する――。2021年にも、こんなユニークな観光サービスが登場する。オーシャンスパイラル(東京・港)が開発する「海中バルーン」だ。設計はすでに完了しており、夏から実機の…
-
「スパイ機能はない」、ロシアIT企業の日本社長が否定
米国などでロシアの情報セキュリティー会社、カスペルスキー研究所の製品に「スパイ機能」が付いているとの懸念が持ち上がっていることについて、日本法人社長が2月13日、東京都内で開いた記者会見で「そういうことはない」と否定した…
-
V字回復達成のマック、次の成長は「未来型店舗」で
業績低迷に苦しんできた日本マクドナルドホールディングスが、V字回復を達成した。19年中に国内の半数の店舗を満足度向上につながる新サービスを導入した「未来型店舗」へと切り替え、「次の成長」を目指す。
-
JR北海道が苦肉の観光列車 JR東、東急から車両レンタル
JR北海道が新たな観光列車を北海道で運行させると発表した。人口減少を背景に、赤字経営に苦しむ同社。高額な建造費用が掛かる列車の自前での準備は難しく、他地域で観光列車を展開するJR東日本のほか、東急電鉄とも手を組んだ。
-
日産に漂うホセ・ムニョスの亡霊 米中の不振続く
日産は、米国で高水準の販売奨励金による「値引き」販売が収束せず、中国では新車販売台数が1月までに5カ月連続で前年同月比マイナスとなっている。この2つは勾留中のカルロス・ゴーン氏の側近だったホセ・ムニョス氏が直近まで統括し…
-
2度目の米朝首脳会談はなぜベトナムで開くのか
米国務省の動向に詳しい関係者によれば米国にとってベトナム開催にはもう一つの意味があるという。中国の影響力の排除だ。歴史的に中国の対外膨張の圧力にさらされてきたベトナムには中国への警戒心が強い。その点がシンガポールと異なる…
-
みずほの新システム移行、ヤマ場は越えたか
みずほフィナンシャルグループは2月12日、週末に実施した新システムへの移行作業が完了したと明らかにした。2018年半ばから進めてきた作業は8回目。「本丸」を大過なく終え、一大プロジェクトは成功が視野に入ってきた。
-
ANA、フィリピン航空出資の裏にあの会社の影
ANAホールディングスが8日、フィリピン航空を傘下に持つPALホールディングスとの業務・資本提携に調印した。増え続ける日比間の旅客需要を取り込む狙いだが、資本提携にまで踏み込んだ背景には、別の事情もある。
-
好調マンション市況に浮上するチャイナリスク
超低金利を追い風に首都圏のマンションは好調が続く。8日に2018年4~12月期決算を発表した三井不動産と三菱地所の大手2社は、通期の営業利益で過去最高を更新する見通しだ。堅調なマンション市況に見えるが、ここに来てチャイナ…
-
春節、日本で「冷門」に集う中国人
中国では今、旧正月を祝う春節の連休中。日本に訪れる中国人も多いが、その行く先も以前と比べると様変わりだ。
-
タイ王女が首相候補の波紋、劣勢タクシン派巻き返しへ
タイの国民の間に衝撃が走った。3月24日に予定されている総選挙の首相候補に、王室の王女が擁立されたからだ。8日、タクシン元首相派のタイ国家維持党(パッ・タイ・ラクサ・チャ)はウボンラット王女(67歳)を首相候補として届け…
-
デサント、伊藤忠に反対表明 敵対的TOB時代来るか
デサントは7日、同社に対して伊藤忠商事が実施しているTOB(株式公開買い付け)への反対意見を表明した。株主にTOBに応募しないよう求めている。日本では異例の大企業同士の敵対的TOBに発展する。
-
サッポロもクラフト本腰、大手4社は二分化
サッポロビールが子会社で手がけていたクラフトビール事業を本体に移管し、新ブランドを立ち上げる。大手4社ではキリンビールがクラフトビールを積極展開しているが、アサヒビールやサントリービールは慎重。対応が分かれている。
-
トランプ氏にグーグル…GM決算で浮かぶ「アメリカの壁」
米ゼネラル・モーターズの2018年12月期通期決算は増収増益だった。一方、米フォード・モーターは苦戦している。トランプ政権に示す態度が対照的な両社の業績は明暗が分かれている。
-
「GAFAの天敵」欧州女性委員、鉄道版エアバス構想認めず
欧州連合(EU)の欧州委員会は6日、独シーメンスと仏アルストムの鉄道事業の統合計画がEU競争法(独占禁止法)違反であり、承認しないと発表した。主導したのはベステアー委員だ。米国のテック企業にも独禁法を厳格に適用する強硬派…
-
決算で笑ったトヨタ、泣いた部品メーカー
トヨタ自動車が2018年4~12月期決算を発表。米国と中国の2大市場が堅調で、業績を下支えした。一方で、トヨタと取引する部品メーカーの決算は減収が相次いだ。笑ったトヨタの裏で泣いた部品メーカー。何が明暗を分けたのか。
-
ダークホースが新社長に、三菱重工人事の内幕
三菱重工業は6日、泉沢清次取締役が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。宮永俊一社長は代表権のない会長に就く。社長レースではいわば、ダークホース的な存在だった泉沢氏。新社長はいかにして選ばれたのか。
-
キャッシュレス決済、LINEが頼る「元祖」
キャッシュレス決済を提供するフィンテック企業がクレジットカードを導入する動きが相次いでいる。「先祖返り」とも呼べる現象の背景には、一刻も早く加盟店を増やしたいという焦りがありそう。「元祖」との提携は吉と出るか。