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1分解説

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泉佐野の100億円還元に「許せない」、地方同士の戦いへ
大阪府泉佐野市が打ち出した、ふるさと納税の寄付者にアマゾンのギフト券を配る「100億円還元」に対し、自治体の間で反発が強まっている。これまで総務省と自治体、都市部の自治体と地方の自治体といった対立構図が目立っていた。ここ…
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「中国最強商社」伊藤忠を襲った身柄拘束
伊藤忠商事の日本人男性社員がおよそ1年間にわたり中国当局に拘束されていることがわかった。今回の事例を含めて合計で少なくとも9人の邦人が拘束された。友好的な位置付けにあるとみられる企業の社員を拘束の対象としたことは、中国で…
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大塚家具、消えた強気と消えない不安
経営危機に陥っている大塚家具が15日、2018年12月期の決算を発表した。過去3年は毎年期初に黒字予想を掲げ、販売不振で結果的に3年連続の最終赤字だった。今期は業績見通しを出さなかった。強気の姿勢が影を潜めた一方で、先行…
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三菱自のデリカ、発売51年 長寿の理由
三菱自動車は従来モデルを刷新した「デリカD:5」を15日に発売した。1968年の登場から51年目を迎えるデリカ。ミニバンの居住性とアウトドア性能を融合させた独自のスタイルを作り上げてきた。長寿の理由はどこにあるのか。
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客ごとにメニューが変わる すかいらーくの新システム
すかいらーくホールディングスがIT活用を加速する。顧客の属性や利用履歴などを把握し、テーブルの端末で「その人向け」のおすすめメニューを提案。外食業界で初めて本格的な「One to One マーケティング」に乗り出すが、勝…
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パナ、瀬戸際カメラ事業に「最後の逸品」?
パナソニックは2月14日、大型の画像センサーを搭載した新たなミラーレスカメラを発表した。この分野を切り拓いたパナだが、気づけば遅れをとる。東京五輪を前に、瀬戸際に立たされた「非中核事業」は挽回できるか。
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GDPプラス回帰、近づく「消費税すごろく」の終わり
2018年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値は実質年率で1.4%増。プラス成長に転じたことで、安倍晋三政権にとっては「3度目の消費増税延期」という選択をとりにくくなった。
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薬局チェーンのトモズ、ロボット導入で調剤自動化に挑む
住友商事傘下のドラッグストアチェーン「トモズ」は2月から、調剤業務の自動化に着手した。「一包化」など手間のかかる作業を機械化して、調剤にかかる薬剤師の負担を軽減。その分を患者からの相談対応などに振り向けるのが狙いだ。
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下方修正の東芝、見えぬ再成長の芽
東芝は2月13日、2019年3月期の連結営業利益見通しを下方修正した。上場子会社の株価下落に伴う減損損失が主要因。だが、本業の減収も見逃せない。安定的な収益モデルの確立を目指す東芝だが、次なる成長の芽は見えないまま。新生…
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透明「バルーン」で水深100mの海中観光、21年にも
シャボン玉のような潜水装置に乗り込み、海中を自由に散歩する――。2021年にも、こんなユニークな観光サービスが登場する。オーシャンスパイラル(東京・港)が開発する「海中バルーン」だ。設計はすでに完了しており、夏から実機の…
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「スパイ機能はない」、ロシアIT企業の日本社長が否定
米国などでロシアの情報セキュリティー会社、カスペルスキー研究所の製品に「スパイ機能」が付いているとの懸念が持ち上がっていることについて、日本法人社長が2月13日、東京都内で開いた記者会見で「そういうことはない」と否定した…
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V字回復達成のマック、次の成長は「未来型店舗」で
業績低迷に苦しんできた日本マクドナルドホールディングスが、V字回復を達成した。19年中に国内の半数の店舗を満足度向上につながる新サービスを導入した「未来型店舗」へと切り替え、「次の成長」を目指す。
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JR北海道が苦肉の観光列車 JR東、東急から車両レンタル
JR北海道が新たな観光列車を北海道で運行させると発表した。人口減少を背景に、赤字経営に苦しむ同社。高額な建造費用が掛かる列車の自前での準備は難しく、他地域で観光列車を展開するJR東日本のほか、東急電鉄とも手を組んだ。
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日産に漂うホセ・ムニョスの亡霊 米中の不振続く
日産は、米国で高水準の販売奨励金による「値引き」販売が収束せず、中国では新車販売台数が1月までに5カ月連続で前年同月比マイナスとなっている。この2つは勾留中のカルロス・ゴーン氏の側近だったホセ・ムニョス氏が直近まで統括し…
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2度目の米朝首脳会談はなぜベトナムで開くのか
米国務省の動向に詳しい関係者によれば米国にとってベトナム開催にはもう一つの意味があるという。中国の影響力の排除だ。歴史的に中国の対外膨張の圧力にさらされてきたベトナムには中国への警戒心が強い。その点がシンガポールと異なる…
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みずほの新システム移行、ヤマ場は越えたか
みずほフィナンシャルグループは2月12日、週末に実施した新システムへの移行作業が完了したと明らかにした。2018年半ばから進めてきた作業は8回目。「本丸」を大過なく終え、一大プロジェクトは成功が視野に入ってきた。
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ANA、フィリピン航空出資の裏にあの会社の影
ANAホールディングスが8日、フィリピン航空を傘下に持つPALホールディングスとの業務・資本提携に調印した。増え続ける日比間の旅客需要を取り込む狙いだが、資本提携にまで踏み込んだ背景には、別の事情もある。
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好調マンション市況に浮上するチャイナリスク
超低金利を追い風に首都圏のマンションは好調が続く。8日に2018年4~12月期決算を発表した三井不動産と三菱地所の大手2社は、通期の営業利益で過去最高を更新する見通しだ。堅調なマンション市況に見えるが、ここに来てチャイナ…
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春節、日本で「冷門」に集う中国人
中国では今、旧正月を祝う春節の連休中。日本に訪れる中国人も多いが、その行く先も以前と比べると様変わりだ。
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タイ王女が首相候補の波紋、劣勢タクシン派巻き返しへ
タイの国民の間に衝撃が走った。3月24日に予定されている総選挙の首相候補に、王室の王女が擁立されたからだ。8日、タクシン元首相派のタイ国家維持党(パッ・タイ・ラクサ・チャ)はウボンラット王女(67歳)を首相候補として届け…