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1分解説

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塩野義、「感染症で稼ぐ」に尽きぬ悩み
塩野義製薬は28日、長崎大学と産学連携を強化すると発表した。アフリカなどに広がるマラリアのワクチン・治療薬を開発する考えだ。一方で、感染症の治療薬は収益の安定化が難しい。きめ細やかな対抗策を講じる必要がある。
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年30億円、もうひとつの「廃棄ロス」防げるか
株式市場の世界には年間30億円に上る「優待ロス」が存在する。機関投資家が有効活用できない優待品を、NPO団体などに寄付するなど新たな取り組みが広がり始めたが、どこまで浸透するだろうか。
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総務省がふるさと納税で奥の手、渦中のあの街は
総務省はふるさと納税制度の見直しを急ぐ。最も過激な見直し案として、問題がある自治体はを過去の取り組みまでさかのぼって評価し、除外することも浮上。渦中の大阪府泉佐野市の担当者は28日、「あってはならないことだ」と強く反発し…
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LIXILの瀬戸氏は「解任」だった―検証結果を検証する
LIXILグループがプロ経営者として知られる瀬戸欣哉氏のCEO(最高経営責任者)の昨秋の退任の経緯を調査・検証した結果を発表した。その検証結果を検証して見えてきたのは、やはり一連の人事異動は不可解で、創業一族の潮田洋一郎…
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JR東、E235系と「脱・自前」で守る鉄路の安全
JR東日本がこれまで人手に頼ってきた線路の管理業務の効率化に乗り出す。活用するのは外部の知恵。線路の歪みを高精度に予測する手法の確立を目指す。自社だけでなく社外から広く知識や技術を募る「オープンイノベーション」で鉄道の安…
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風力発電業界に向かい風、メーカーに淘汰の波
2月27日、東京ビッグサイト(東京・江東)で風力発電関連の展示会「国際風力発電展」が始まった。海に風車を並べる「洋上風力発電」のルールを定めた新法が今春施行されるなど、日本でも市場拡大が期待される風力発電。だが、先行して…
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ボルボに販売促進の秘策あり、20年には日本でEVも
スウェーデンの高級車メーカー、ボルボ・カーが2020年にも日本市場にEV(電気自動車)を投入することが明らかになった。足元でも「XC40」などSUV(多目的スポーツ車)の販売が好調なボルボ。販売促進には秘策があった。
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ANA投入の超大型機「A380」、ハワイ線の出足には自信
ANAはエアバス製の超大型機「A380」を2019年5月、成田―ハワイ・ホノルル路線へ投入する。日本航空のシェアを奪うべく積極的な宣伝を展開しているが、エアバスはA380の生産中止を発表。世界的な超大型機離れが進む中、A…
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エアビーが「空き家民泊」、遊休不動産で巻き返し狙う
民泊仲介大手のエアビーアンドビーが、国内に800万戸あるとされる空き家の活用に本格的に乗り出す。民泊市場は、昨年6月に施行された民泊新法の規制が厳しく低迷が続いている。空き家の転用で宿泊可能な物件を増やし、事業拡大を狙う…
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ふるさと納税は地方創生どころか地方をゾンビ化させる
ふるさと納税が新手の「無責任な公共事業」に…。特需に浮かれて設備投資した結果、制度変更でその需要を失ったとしたら、その企業が直面するのは厳しい運命だろう。
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「引っ越し難民」に不安 ヤマト系、3月末まで受注停止
ヤマトホールディングス傘下で過大請求問題を起こした引っ越し大手が、3月末まで引っ越しの受注を停止すると表明した。業界は慢性的な人手不足が続く。昨年春浮上した「引っ越し難民」問題が再来しそうだ。
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「未病」解消に努力すればアイドルの限定チケット?
武田薬品工業、日本生命保険、SOMPOホールディングス、ライオンなど8社が参加するコンソーシアム「湘南会議」は、未病ビジネスを共同開発する。一方で、未病の啓蒙はビジネスにつながりにくい。拡大する市場にどう対応するか、今後…
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JALの中期経営計画改訂に水差す、相次ぐ「飲酒問題」
日本航空(JAL)が2月25日、2017年にまとめた中期経営計画の改訂版を発表した。東京五輪・パラリンピックが開催される2020年に向けて成長戦略を練り直す前に、昨年相次いだ「飲酒問題」に取り組む必要がある
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国内初、内視鏡画像から「がん」を見つけるAI発売
オリンパスは2月25日、内視鏡画像を診断するAI(人工知能)「EndoBRAIN」を3月8日に発売すると発表した。検査中にリアルタイムで腫瘍を判別し、医師の診断を支援する。同製品は内視鏡分野において日本で初めて薬事承認を…
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最新スマホは20万円超、バルセロナで携帯見本市が開幕
世界最大の携帯見本市「MWC19バルセロナ」が2月25日(現地時間)、スペインのバルセロナで開幕する。2019~20年にかけて次世代の高速通信規格「5G」が各国で商用化されるのをにらみ、新型のスマートフォンやサービスが相…
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仮想通貨の“墓場”で立ち上がる新ビジネス
ドローンなどを開発するA.L.I.Technologiesは3月にも、マシンパワーを貸し出す事業を始める。特徴は、仮想通貨の発掘をやめた事業者のマイニング装置を活用することだ。大量のマシンを安く貸し出しできる可能性がある…
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株式市場に「日本版プレミアリーグ」構想
東京証券取引所が現在2100社ある「東証1部」を再編し、トヨタ自動車や三菱商事など世界的に知名度が高い企業だけで構成する市場を作り出す構想を練り始めた。さながら、サッカー・イングランドの「プレミアリーグ」の株式市場版だ。
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ブラックベリー、14億ドル買収の狙いは自動車向けOS
カナダのブラックベリーは2月22日(現地時間21日)、セキュリティーソフト開発の米サイランスの買収を完了したと発表した。携帯電話のイメージが強いブラックベリーが次に狙うのは、自動車向けOS事業の強化だ。
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早期発見してニャン! 猫の健康ビジネスが活況
「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」の語呂合わせから「猫の日」と言われる2月22日。かわいい猫の写真をインターネットにアップする飼い主も多いが、新たなビジネスチャンスととらえる企業も増えている。
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アリババ経由、日本ブランドが中国パパママショップに
アリババ集団は21日、東京都内で消費財メーカー向けのセミナーを開催した。アリババは「LST(零售通)」と呼ぶ中国の小規模店舗向けの販売プラットフォームを運営しており、日本からの参入を呼びかけた。日本の消費財メーカーには、…