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1分解説

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NTT東が新興と“売らない店舗”オープン 10年で2000店舗の勝算は
NTT東日本がスタートアップと組み、東京・渋谷のど真ん中にカフェをオープンした。99円の格安コーヒーを提供しつつ、店内に約300点の商品を展示して来店客の行動を分析。来店客の反応などを商品の出展者にフィードバックして稼ぐ…
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今治造船、スエズ座礁でも船主業継続 背景にリスクの荒波
今治造船の2021年3月期の最終損益が黒字転換した。同社は3月にスエズ運河で座礁したコンテナ船の船主である正栄汽船をグループ会社に持つ。事故を経験しても、船主業に取り組む背景とは。
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経済回復の目安は接種率4割、緊急事態宣言は「時間稼ぎ」になるか
夏休みを前に東京、沖縄に適用された緊急事態宣言が東京五輪の経済効果や旅行業界に与えるダメージは大きい。それでも決断した政府は8月中旬にワクチン接種率が4割を超えれば感染者数が減少に転じるというシナリオを描く。感染者が減れ…
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アイドルが大穴当てる? ミクシィ、競輪の新事業に賭けた1年
新型コロナウイルス禍でエンターテインメント業界が軒並み不振となっても、公営競技は堅調。インターネット投票ができるためだ。一風変わったサービスを実施してきたのがミクシィ。アイドルやお笑い芸人たちと予想を楽しむコンセプトで、…
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コマツのDX連合、ソニーも参画 建設現場を変えられるか
建設現場のデジタル化をけん引してきたコマツが1日、DXの新会社を始動させた。新会社といっても母体は数年前に設立したIoTプラットフォームの会社だが、出資者を大幅に入れ替え、現場のニーズを取り込む。
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セブン社長がNTT社長に直電、セブン専用太陽光発電所が稼働
NTTグループがセブン&アイグループだけに電力を供給する太陽光発電所の稼働を始めた。千葉市にある「千葉若葉太陽光発電所」が今後20年間、首都圏にあるセブンイレブン40店舗に電力を供給する。
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日立製作所 小島・新社長はハングリー精神秘める研究者
日立製作所は6月23日、7年ぶりに社長が交代し、小島啓二副社長が昇格した。研究畑を歩んできた小島氏は、同社が成長の核に据えるIoTサービス基盤「ルマーダ」事業の生みの親だ。一方、30歳過ぎで、米国のスタートアップに役員と…
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三菱ケミカルHDのギルソン新社長 「自問自答」と語ったわけ
三菱ケミカルホールディングス初の外国人社長に就いたジョンマーク・ギルソン氏。6月24日の定時株主総会では事業ポートフォリオ改革の方向性に触れた。2つの事業分野を挙げて「厳しく自問自答したい」と話した真意はどこにあるのか。
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ソフトバンク孫氏、後継のジレンマ 「69歳過ぎても社長かも」
ソフトバンクグループの株主総会で、孫正義会長兼社長が改めて後継問題について言及した。米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏の例を引き「69歳を過ぎても社長かも」と、さらなる続投を示唆。世界有数の投資会社の後継者問題は、…
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ふるさと納税の返礼品に「電気代」、再エネ拡大で国が一転容認
温暖化ガス排出に向けて期待されるのが自治体を中心とした再生可能エネルギーの導入だ。政府は自治体を資金支援するための複数年にわたる制度の創設を検討しており、今後、再エネ普及の一助となりそうなのがふるさと納税だ。
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独ライカ初のスマホ、日本限定販売 ファーウェイ排除が背景に
ドイツのライカカメラが7月以降、同社ブランドで初となるスマートフォンを日本に投入する。スマホで最大級となる1インチの画像センサーが売りで、デジタルカメラ並みの画質だ。意外なのは、日本市場だけでの発売であること。背景にはあ…
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ルンバのサブスク、3年目のマイナーチェンジに見える手応え
アイロボットジャパンがロボット掃除機ルンバなどのサブスクリプションサービスを始めて3年目を迎えた。6月8日には2週間のお試し期間の料金を改定。新規利用者の心をつかめるか。
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日立、2025年度に営業利益「1兆円」 大台宣言が示す本気度
日立製作所が2026年3月期までに営業利益を1兆円に引き上げる目標を掲げた。これまで業績目標を営業利益率で提示してきたが、ここにきて同社は「1兆円」という利益額で大目標を示した。
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コア部品供給でもなぜ日本は「核融合炉」に冷たいのか
次世代エネルギーの1つとして期待される核融合炉。原子力に比べると安全性は非常に高く、二酸化炭素(CO2)も排出しない。最先端の技術をもつ日本企業は世界の核融合炉の研究開発をけん引するが、なぜか将来の投資には及び腰だ。
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三井化学、独BASFとの協業が示す廃プラリサイクルの本気度
「脱炭素」「廃プラ再利用」への意識が急速に高まり、プラスチックなど石化製品を扱う化学メーカーにとって対応は急務だ。これまで資源循環技術の開発を進めてきた三井化学。事業規模も資源循環でも最先端を行く独BASFとの協業で、循…
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需給逼迫で新電力に「試練の夏」 大手との情報格差も課題に
ここ数年で最も厳しいとの見通しが出た今夏の電力需給に戦々恐々としているのが、卸売市場や再生可能エネルギー事業者から電気を仕入れて小売りする新電力だ。今年1月には燃料の液化天然ガス(LNG)不足から電力需給がひっ迫。仕入れ…
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脱炭素の隠れた切り札か、「メタネーション」って何だ
ガス業界におけるカーボンニュートラルの実現で実用化が期待される技術がメタネーションだ。電力業界に比べるとガス業界の取り組みはさほど注目されていないが、都市ガスからの二酸化炭素(CO2)排出量は全体の約1割を占める。水素よ…
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ソフトバンク、法人事業を第2の柱に 「ブルーオーシャン」は本当か
ソフトバンクは携帯料値下げが2022年3月期に約700億円の減収減益要因となるが、4月に就任したばかりの宮川潤一社長は「プライドをかけて増収増益を継続させる」と話す。カギを握るのが法人事業だ。
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ドンキが東京駅の地下街進出、菓子と酒に「全振り」の大胆戦略
JR東京駅直結の八重洲地下街に、ドン・キホーテが攻め込んだ。2021年5月21日に開業したのは「お菓子ドンキ」と「お酒ドンキ」。通路を挟んで向かい合う形で、売り場面積は2店合計169平方メートル。かなりの狭小店舗だが、店…
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弱り目にたたり目、2兆円買収に冷や水を浴びたセブンの苦悩
国内小売り2位、セブン&アイ・ホールディングスの経営がすっきりしない状態が続いている。成長戦略の柱と位置付ける米コンビニの買収に現地当局が難色を示した。コロナ禍でコンビニ業態が苦しい中、物言う株主による株取得まで明らかに…