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1分解説

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ソニー、稼ぎ頭のゲームも「選択と集中」 事業売却のしたたかさ
ソニーグループが10月18日、モバイルゲーム事業を米ゲーム企業に売却することで合意したと発表した。過去半年、コンテンツを強化するため毎月のように欧米のスタジオ買収を発表してきたが、そうした動きと逆行する。狙いは何か。
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米ディズニーが日本発アニメ 制作現場の待遇改善につながるか
米ウォルト・ディズニーが2023年までに日本などアジア太平洋地域で50作品を超える独自作品を制作すると発表した。日本での制作はアニメーションが軸となりそうで、米ネットフリックスに対抗する。日本のテレビ局などとの競争が起こ…
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ソフトバンク・ドコモ「顔パス」に熱視線 5Gにらみ法人開拓
通信大手が相次いで顔認証ソリューションの提供に乗り出した。ソフトバンクは自社開発に踏み出し、NTTドコモは米社のソフトをクラウドで提供する。5Gの特徴である低遅延を売りにしようとしているが、通信の安定性にはまだ不安が残る…
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NTTコムが最新データセンター公開、海外より「新宿から30分」に勝算
NTTコミュニケーションズは2020年に開設したデータセンターの内部を報道陣に公開した。これまでは都市の中心部や地方に置かれることが多かったデータセンターだが、NTTコムがこだわったのが「新宿から30分」の住宅地近く。な…
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ドコモがNTTコムの格安スマホ取り扱い グループ再編の「号砲」に
NTTドコモが10月21日から、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)のMVNO(仮想移動体通信事業者)サービス「OCNモバイルONE」をドコモショップ全店で取り扱うことを発表した。小容量の低価格プランについてMVNO…
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JINSメガネ型端末の次世代機登場、テレワーク時代の体調管理市場狙う
眼鏡店「JINS」を展開しているジンズ(JINS、東京・千代田)が10月6日、眠気や疲れ、姿勢などをセンシングできるメガネ型端末「JINS MEME」の次世代機を発表した。10月14日から発売する。
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KDDI、ポヴォを開始半年で見直し 「官製プラン」に区切り
KDDIはオンライン手続き専用のプラン「povo(ポヴォ)」について、プラン内容を刷新すると発表した。契約できるデータ容量が月20ギガ(ギガは10億)バイトに限られていたが、幅を広げる。ポヴォは菅義偉政権の発足後に慌てて…
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サプライズなきiPhone13、5G対応にみるアップルの堅実性
米アップルが9月14日(米国時間)、新型スマートフォン「iPhone13」シリーズを発表した。1年に一度の「お祭り」だけに、発表直後からSNS上では熱狂するファンの書き込みが相次いだ一方で、進化の乏しさに失望する声も目立…
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毎日利用は「14%」、掛け声倒れにできぬGIGAスクール構想
多くの地域で緊急事態宣言が発令される中、新学期がスタートした。小中学校の授業用に1人1台の端末を配布する「GIGAスクール構想」が本格的に動き出したが、足元では毎日利用する生徒は1割強にとどまるとの調査がある。コロナ下で…
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CEOになった石黒浩教授、「分身ロボで人を時空から解放する」
「アバターで人を身体、脳、空間、時間の制約から解放する」とした石黒浩教授の言葉は、比喩ではない。新会社で生命の定義を覆そうとしている。
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菅首相退陣をマーケットは大歓迎 「あく抜け」株高は続くか
菅首相が自民党総裁選への不出馬を表明した。金融市場は「株高」で好感したが、あくまで現状打破への「期待票」というのが現時点の認識だ。今後は総裁候補者や総選挙に向けた政策提案が市場の一大テーマとなる。
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10秒で文章やウェブサイトを3行に要約、無償で使えるAIの実力は?
東京大学松尾研究室発AIスタートアップELYZA(東京・文京)は、文章を自動で要約するAI(人工知能)「ELYZA DIGEST」をサイト上で無償公開した。テキストデータを入力すると3行に要約する。同社によれば、約900…
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H2O、百貨店とスーパー「関西ドミナント戦略」で勝ち残れるか
阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)が、食品スーパーマーケットを中心とする食品事業の強化を急いでいる。コロナ禍で百貨店は厳しい経営を強いられ、業態としての限界が指摘された。大手各社が生き残り…
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NTTドコモが宝塚ライブ配信 5G活用に道開く逆転の発想
高速通信規格「5G」が商用化されて1年半が過ぎた。しかし、「高速・大容量」「低遅延」「同時多接続」という特長を生かした新サービスはいまだ模索が続き、顧客体験は4Gから大きくは変わっていない。企業からは映像配信に注目が集ま…
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孫氏は2900億円個人出資 ソフトバンクG、3つの軌道修正
ソフトバンクグループ(SBG)が中国企業への投資を控え、上場株運用を縮小するなど、投資戦略の軌道修正に動いている。「資本家」への脱皮の行方は。
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通信インフラ輸出に活路 楽天やNTTの皮算用
楽天グループが低コストの通信技術をドイツの通信会社に輸出する。モバイル通信事業への巨額投資に対する資金回収が早まる期待感がある一方で、ニーズや収益は限定的との見方も多い。国内の通信事業の収益力低下を補おうとしているが、ハ…
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欧米に光明も残る課題 シャープ傘下「dynabook」の現在地
パソコンブランド「dynabook(ダイナブック)」が2018年10月に東芝からシャープ傘下に入り、3年近く経とうとしている。シャープは海外事業などの強化と21年度のIPO(新規株式公開)を目指すと表明してきた。新型コロ…
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AI新興率いる元ソニー久夛良木氏「物流・製造に革新を起こす」
元ソニーの久夛良木健氏率いるスタートアップのアセントロボティクスが物流や製造向けのAI(人工知能)開発を急いでいる。まずは価格の安さや設置時間の短さを武器に売り込む。さらにオープンなコラボレーションを進めて、革新的なシス…
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若者がビール回帰、コロナ禍「20代の家飲み」にかすかな光明
ビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)の販売が伸び悩む中で、狭義の「ビール」が健闘している。上半期(1~6月)のビール類の市場規模は前年同期比で6%の減少だったと推計されている。コロナ禍で業務用が苦戦していることから全…
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アイリス、米おどらず粒立つ炊飯器 実現に社内の意外な技術応用
家電分野に注力するアイリスオーヤマが炊飯器の新商品を8月6日に発売する。これまで商品開発において貫いてきた「引き算」の発想によって、市場で炊飯器の価格が上がってきた一因である圧力機能を省いた。それでも味を楽しめるよう、社…