NTTドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」の衝撃の発表から2週間あまり。沈黙を貫いてきたソフトバンクがついに、料金プランの一新を決断した。傘下のLINEモバイルを吸収し、アハモと同額の月20ギガ(ギガは10億)バイトで2980円(税別)のプランを設定。若年層になじみがあるLINEをプラットフォームとして使うことで、アハモにない強みを打ち出す。

LINEの資産を使ってNTTドコモに真っ向から対抗策をぶつけてきたソフトバンクの榛葉淳副社長兼COO(最高執行責任者)
LINEの資産を使ってNTTドコモに真っ向から対抗策をぶつけてきたソフトバンクの榛葉淳副社長兼COO(最高執行責任者)

 「人のサポートを介さないオンライン専用ブランドでは、インターフェースの使いやすさが大事だ。新しいものを立ち上げるよりも、多くの人が使い慣れたLINEを使ったほうが利便性が高い。これは他社が追随できない強みだ」。

 21年3月に新ブランド「Softbank on LINE(ソフトバンク・オン・ライン)」(仮称)を立ち上げると発表したソフトバンクの榛葉淳副社長兼COO(最高執行責任者)は、NTTドコモが立ち上げる新料金プラン「ahamo(アハモ)」を念頭に、こう発言した。

 12月22日に発表されたソフトバンク・オン・ラインは、アハモと同じ2980円(税別。以下同)。4Gだけでなく次世代通信規格「5G」にも対応し、データ容量は20ギガ(ギガは10億)バイトで、1回5分以内の無料通話。これらはアハモと全く同じで、対抗プランであることは明らかだ。

 ドコモがアハモを発表したのが12月3日。月20ギガバイトで2980円という安さや、複雑な割引制度や期間限定のキャンペーン価格などがないシンプルさが話題を呼んだ。21年3月のサービス開始を前に、「すでに想定を超える30万の事前申し込みが来ている。ターゲットである若年層も取れている」(田村穂積副社長)と手ごたえを感じていた。

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