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 リモート接客が増えてくれば、販売員の再配置や再教育も必要になる。「商品カテゴリーごとに接客方法は違うため、それぞれに適切なオぺレーションを考えないといけない。お客様に迷惑をかけて印象を悪くしないよう、丁寧に進めていく」と三部氏は話す。

あまり試行錯誤に時間をかけられない

 ただ、あまり試行錯誤に時間をかけてもいられない。コロナ禍もあって百貨店業界は極めて苦しい状況にある。日本百貨店協会によれば、百貨店業界の売上高は1991年の9兆7130億円をピークに下がり続け、2019年は5兆7547億円にまで縮小した。三部氏も「デジタル化に対して悠長に構えていられる時間はもうない」と力を込める。

 いかに短期間で認知度を高めて、利便性を感じてもらい、評判を高めるか。リモート接客やECの普及は時間との闘いになりそうだ。