「MUJINとExotec Solutionsを知らない人が多いかもしれないが、これから2社は非常に成長するだろう」
11月13日に開かれた記者発表会で、「ユニクロ」などを展開する衣料品大手ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長はそう予言した。同社は同日、MUJIN(東京・江東)、フランス・Exotec Solutionsの2社と「戦略的グローバルパートナーシップに関する合意書」を締結。2018年10月に同様の提携をした物流機器大手のダイフクを含めたパートナーシップにより、今後3~5年のうちにファストリの物流倉庫を完全自動化することを目指すという。

ファストリの「倉庫自動化」の動きは昨年のダイフクとの提携の際に発表済みだ。倉庫に届いた商品の積み下ろしや検品作業に加え、配送箱の作成や容量の最適化といった作業も自動化した。倉庫だけでなく店舗にも無線自動識別(RFID)を導入し、全商品にRFIDのタグを貼ることで検品やレジ作業を簡便化している。
しかし、現時点では物流倉庫の全作業が自動化されているわけではない。いったん物流倉庫に収められた商品を取り出して集め、配送準備をするピッキング作業については人手が必要だ。衣料品は柔らかく、形状やサイズも様々で、従来のピッキングロボットでは対応しきれなかったためだ。
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