(写真:ロイター/アフロ)
(写真:ロイター/アフロ)

 羽田空港の国内線旅客ターミナルで6日朝、断水が発生した。日本航空やスカイマークの乗客が利用する第1旅客ターミナルでは6日のうちに水の供給が再開されたものの、全日空やソラシドエアの乗客が利用する第2旅客ターミナルについては7日午後5時現在も大部分で水が使えない状況が続いている。空港への給水を国から受託する企業、空港施設は「8日中に復旧する見通し」としている。

 空港施設の説明では、羽田空港の上水は都内から埋設管を通って供給されている。6日朝に空港の洗機場の職員から水に塩気を感じると通報があり、第1、第2旅客ターミナルや洗機場、格納庫などへの水の供給を停止。検査を行い、安全が確認されたため第1旅客ターミナルや洗機場への給水を再開した。国交省東京空港事務所によると運航への支障は出ていないという。

 一方で第2旅客ターミナルの断水は、異常通報から丸1日以上がたった7日も続いた。空港施設によると、「順次検査を行っているが、検査箇所が複数に及び、時間がかかっている」のだという。トイレの便器で流す水は雨水を使っているため、第2旅客ターミナルでも利用できているものの、手洗い場についてはターミナルを管理する日本空港ビルデングが備蓄していたペットボトルの水を置いて対応した。ただ、約50店舗ある飲食店の大半については、営業ができない状況が続いた。

 利用者に不便が生じ、飲食店などへの損害補償の可能性も出ている今回のトラブル。首都圏の玄関口である羽田空港でのライフラインの停止は大きな影響をもたらしかねず、早期の復旧をしたうえで、原因の究明や再発防止策の策定が待たれる。

 今回は上水道のみのトラブルだったが、近年は日本の各地で台風や地震など大規模災害が相次いでいる。2018年9月には台風21号で関西国際空港の電源が一部喪失し、約8000人が一時孤立した。2020年3月末に国際線の発着枠が拡大され、今後も利用者の増加が見込まれている羽田空港はインフラとしての重要性は高まっており、より高いレベルの非常時の対策が求められている。

 日本空港ビルデングは、現在の水の備蓄量などについては明らかにしていないが、「利用者の増加にも対応するため、対策の拡充を検討している」と話す。空港関係者の1人は今回のトラブルを「想定外だった」と漏らすが、さらなる対策強化の契機とすることが求められている。

まずは会員登録(無料)

有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。

※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。

※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。

この記事はシリーズ「1分解説」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

12/15ウェビナー開催、「外食を救うのは誰か」第1回――すかいらーく創業者の横川氏が登壇

 新型コロナウイルスの感染拡大から3年目となり、外食店に客足が戻りつつあります。一方、大手チェーンが相次ぎ店舗閉鎖を決定するなど、外食産業の苦境に終わりは見えません。どうすれば活気を取り戻せるのか、幅広い取材を通じて課題を解剖したのが、書籍『外食を救うのは誰か』です。
 日経ビジネスLIVEでは書籍発行に連動したウェビナーシリーズを開催します。第1回目は12月15日(木)19:00~20:00、「『安売りが外食苦境の根源だ』ファミレスをつくった男が激白」がテーマです。講師として登壇するのは1970年にファミリーレストラン「すかいらーく」1号店を開業した横川竟氏と、外食経営雑誌『フードビズ』の神山泉主幹です。書籍を執筆した記者の鷲尾龍一がモデレーターとなり、視聴者の皆様からの質問もお受けします。ぜひ、議論にご参加ください。

■日程:12月15日(木)19:00~20:00(予定)
■テーマ:「安売りが外食苦境の根源だ」ファミレスをつくった男が激白
■講師:横川竟氏(すかいらーく創業者、高倉町珈琲会長)、神山泉氏(外食経営雑誌『フードビズ』主幹)
■モデレーター:鷲尾龍一(日経ビジネス記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。有料会員以外は3300円(税込み)となります。
※第2回は詳細が決まり次第ご案内します。

>>詳細・申し込みはリンク先の記事をご覧ください。