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 ダイハツ工業は11月5日、同日より発売する小型多目的スポーツ車(SUV)の「ロッキー」を発表した。OEM(相手先ブランドによる生産)で提供するトヨタ自動車からは「ライズ」として販売される。

ダイハツ工業は11月から小型SUVを販売する(5日、東京都中央区、写真中央は松林淳取締役)

 5日、都内で開催された発表会でダイハツ工業の松林淳取締役は「『良品廉価』の考えをもとに、みなさんに先進技術を届けたい」と述べた。ロッキーの投入によりダイハツは主力の軽自動車「タント」などから車幅の広いタイプへと車種を拡充でき、「キャンプなどの趣味を持つ人に乗ってもらえる」と松林氏は意気込む。

 今回のロッキーにはダイハツとして初めて、スマートフォンと車がつながる機能「ダイハツコネクト」を搭載した。ダイハツコネクトを利用すれば、例えば商業施設の駐車場で車を止めた場所をスマホから確認でき、故障時には正規販売店へ即座に連絡できる。

ダイハツコネクトは顧客のスマホを利用する

 通常、こうしたコネクテッドサービスを利用する際には搭載した専用通信端末がインターネットと接続する。トヨタは国内で売るほぼすべての車種にDCMと呼ばれる車載通信機を標準搭載する予定で、走行情報など収集したデータをもとに多様なサービスを展開していく考えだ。

 一方、ダイハツコネクトでは顧客のスマホが「ネット端末」となる。「車の価格を上げずにつながる車の機能を実現でき、スマホの経路検索アプリをそのまま車内でも使える」(ダイハツ)といったメリットがある。スマホのデータ通信量が膨らみすぎないよう、車内で利用できるWi-Fiサービスも最初の3年間は月1ギガバイトの利用プランを無料とした(以降は月250円)。

 今回のロッキーはプラットフォームを共通化することで生産コストを抑えた開発手法「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を採用した。ダイハツの滋賀工場では軽自動車の生産が中心だったが、「サイズの違う小型車も効率よく生産できるようになった」と車両開発本部の寺前英樹本部長は話す。

 CASEの対応には巨額の開発投資がかかるとされ、車体価格などの上昇につながる可能性は高い。ダイハツはつながる車の分野で大手メーカーと違った手軽に使える方法を用い、顧客の負担を減らしながら、最新の機能を提供したい考えだ。

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